【 2001年4月7日号 】

未発表のApollo KT133Eを搭載したSocket Aマザーが発売に

KT7EKT7E
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 VIAがまだ発表していない新チップセットを搭載したSocket AマザーボードがABITから発売された。製品名を「KT7E」といい、チップセットはApollo KT133Eを搭載しているという。VIAはApollo KT133、Apollo KT133Aというチップセットは発表しているが、Apollo KT133Eというチップセットはまだ発表していない。

 「KT7E」はApollo KT133Eチップセットを搭載し、FSB 200MHz(100MHzのDDR)のAthlonとDuronをサポート、IDE HDD用のインターフェイスとしてUltra ATA/100をサポートしているという。これらがチップセットのスペックをそのまま反映したものだとすると、Apollo KT133EはFSBサポートを266MHz(133MHzのDDR)から200MHz(100MHzのDDR)に落としたApollo KT133Aに対する格下のチップセットということになる。あるいは、もともとUltra ATA/66サポートだったApollo KT133のリビジョンアップ版と考えることもできる(Apollo KT133とSouthBridge VT82C686Bのセットとほぼ同じ)。なお、マニュアルによると、このマザーボードに搭載されているチップセットは、NorthBridgeがVT8363E、SouthBridgeがVT82C686Bの組み合わせになっているという。

 ネット上では、Apollo KT133EはIntelのSpeedStep対抗になる省電力機能Power Now!をサポートしたチップセットだという説も出ているようだが、公式には何も発表されていないのでこのあたりは不明。また、「KT7E」の製品情報にも、それらに関連した説明は見られない。もっとも、デスクトップPC用のマザーボードでPoweNow!をサポートしていたとしても、さほど意味はないので、一般ユーザーからすれば、これは同社のApollo KT133搭載マザーボード「KT7」のリビジョンアップ版と考えるのが自然だろう。

 なお、ABIT製としては初めて基板の色を青にしているというのも、この製品の特徴のひとつ。店頭で探す場合には、ABIT製マザーボードで青いものを探せばすぐに見つかるはずだ。実売価格は13,800円~13,980円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

□KT7E(ABIT Computer)
http://www.abit.com.tw/english/product/motherboards/kt7e.htm

 (ABIT KT7E)

[撮影協力:高速電脳TSUKUMO eX.]


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