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CNR用初のLANカードがIntelから登場するも、使い道は?
LANカードとはいえ、あくまでも論理層部分はi815Eチップセットなどが持っているICH2側の機能を使うため、カード上には物理層のチップとコネクタのみしかついていない。CNRのカードはPnPに対応しているはずだが、これでいったいどのようにしてOS側に認識されるのかは不明。現在販売されているものはバルク品でマニュアルがなく、このほかの詳しいことはよくわからない。また、デバイスドライバも同梱されておらず、Web上からダウンロードする必要がある。
ハードウェア的には面白みのない製品ではあるものの、OSやBIOS側からの制御や設定はいったいどうなっているのか、どの程度のパフォーマンスがでるのか、またICH2搭載のマザーボードで動くのは当然として、一部のApollo Pro133Aチップセット搭載マザーボードについているCNRでは動くのかなど、初物だけにいろいろと不明な点は多い。よって、技術的興味を満足させるための“人柱アイテム”としての価値は高いと言える。
LANカードとして特に安いともいえないが、「Intel製のLANカードとしては安いでしょ?」とは、これを扱っているUSER'S SIDE本店の弁。確かに、安定性の期待できる廉価なIntel製LANカード、という唯一の実用的なメリットはあるのかも知れない。
なお、CNRでLANカードを使えばPCIスロットが節約できるというメリットを思いつく人も多そうだが、ほとんどのマザーボードはPCIとCNRが共用スロットになっているので、実はその点での意味はほとんどない。
□PRO/100 VE Desktop Adapter(Intel)
http://channel.intel.com/network/products/pro100ve_adapter.htm
http://appsr.intel.com/scripts-df/Product_Filter.asp?ProductID=407
(Intel PRO/100 VE Desktop Adapter) |
[撮影協力:USER'S SIDE本店]
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