【 2001年5月26日号 】

電動カバー付きキューブ型アルミ製PCケース「GAIA」は10万円

GAIAGAIA
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 価格対容積で計算すると、これは世界一高価なPCケースになるのかも知れない。高速電脳が受注発注扱いで予約受け付けを始めたキューブ型総アルミ製PCケース「GAIA」の価格は108,000円(詳細は「その他のお買い得情報」参照のこと)。ドライブベイのステンレス製フロントカバーが電動開閉式になっているほか、コストではなく品質最優先という極めて贅沢な作りになっているのが、その理由だ。メーカーは“フルオーダーメード・パソコン制作工房”をキャッチフレーズにしている工房テラ。

 「GAIA」は3mm厚のアルミで作られた30cm角の立方体ケースで、中にはmicroATXのマザーボードが設置できるようになっている。非常に質感の高い外観が特徴で、辺は全て円柱に近い形状のカバーがとりつけられ、ドライブベイのフロントカバーはステンレス製、そしてそこには「GAIA」という文字まで彫り込まれている。LEDの点灯部分などを除けば、表面にプラスチック部品は一切なく、全体が極めて重い金属質感に包まれている。さらに、スイッチ類は金属棒が手前に飛び出した汎用スイッチが前面に2つあるだけの極めてシンプルな設計。これががまた“プロ用装置”を連想させ、魅力的に映る。

 そして、おそらくもっともコストがかかっている部分と思われるのが電動開閉式のドライブベイ用フロントカバー。一方のスイッチを操作すると、まるでカセットテープレコーダーの蓋が開くようにカバーが手前に倒れ、3.5インチと5インチのドライブベイが2つ現れる構造になっている。誤って隣にある電源スイッチを操作してしまいそうなところが難点だが、ある種の高級オーディオ機器や宇宙船的なイメージを思い起こさせ、テクノロジー志向の自作PCユーザーにとってはたまらないギミックと言える。

 発注時は白/青/緑/黄/赤/ガンメタのカラー指定ができ、レーザー加工のオーナー名入りプレートも制作してくれるという。現在、同店でサンプル品が展示されているので、気になる人は直接自分の目で確かめてみるといいだろう。なお、製品版では前面もしくは側面にUSBコネクタが用意されるほか、温度表示モジュールも前面につく予定とのこと。

 世界にも稀な高品質PCケース「GAIA」は、6月2週から生産が始まる予定とのこと。品質とオリジナリティが何より高い価値なのだと考れば、108,000円という価格も安いと言えるのかもしれない。

【電動フロントカバーの開閉(動画)】
電動フロントカバーの開閉 gaia_oc.wmv (約370KB / 12秒 / 320x240pixel / 384Kbps / WindowsMedia8)
  「電動フロントカバーの開閉」

□工房テラ
http://terra-pc.com/

 (工房テラ GAIA)

[撮影協力:高速電脳]


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