【 2001年5月26日号 】

国産バージョンの「Super超頻之家」が登場、総アルミの独自仕様

PM-CMBSPM-CMBS
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 究極のスケルトンPCケースと言われて話題となった台湾製の「Super超頻之家」を覚えているだろうか。約2年前に売られたそれは、なんのことはない構造的にはスチールパイプを利用した単なる2段式の台だったが、メンテナンス性の良さと見た目のインパクトの強さで大きな注目を集めた。そして、それから2年を経て、今度は基本コンセプトをそのまま受け継いだ国産バージョンの「Super超頻之家」とも言える製品が発売になった。

 その製品はジャパンバリューの「PM-CMBS」。ATXケースの中にあるマザーボード固定用のスライド式ベースボードを単体で売り出したような製品で、アルミ製の板にマザーボード固定用穴と拡張カードの固定用アームのみを用意したシンプルなもの。「Super超頻之家」とは違って、マザーボードと拡張カードをしっかり固定できる構造をもつため、安全性や見た目のスマートさでは、こちらの方が断然上だ。

 「PM-CMBS」だけではドライブ類の設置ができないという問題もあるが、これは同社の汎用ステイ「PM-CASS」などと組み合わせることで解決可能。万能ステイとは、ATXケースの中にあるドライブタワーの片側面だけを取り出したような板で、ドライブ固定用の穴がいくつも用意されている。これを「PM-CMBS」に取り付けることで、ドライブをさまざまなスタイルで取り付けられるのだ。マザーボードと「PM-CMBS」を水平設置した場合は、万能ステイを垂直に取り付け、その両面に張り合わせてドライブを縦型設置できる。また、マザーボードなどを垂直設置した場合は、万能ステイを平行に2枚垂直に立てれば一般的なドライブタワーと同様、ドライブを水平に段重ねで設置することも可能。工夫次第でいろいろな設置パターンを実現できるというわけだ。

 電源の設置スペースがないことや、「Super超頻之家」に同梱されていた電源スイッチやLEDなどがないといった弱点もあるが、基本的な構造や拡張の自由さは「PM-CMBS」のほうが勝る。「Super超頻之家」がすでに手に入らないという状況もあって、しょっちゅうPCの内部をいじるパワーユーザーや企業内のサポート担当者などには、これから「PM-CMBS」が重宝しそうだ。

 「PM-CMBS」の実売価格は4,380円~4,980円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。「PM-CASS」の実売価格は1,950円~3,980円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

□PM-CMBS/PM-CASS(ジャパンバリュー)
http://www.jjv.ne.jp/Product/Pm-cmbs/
http://www.jjv.ne.jp/Product/Pm-cas/
【1999/6/21】究極のスケルトンPCケース?台湾製「Super超頻之家」
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/990612/frame_case.html

 (ジャパンバリュー PM-CMBS)

[撮影協力:高速電脳テクノハウス東映コムサテライト3号店OVERTOP]


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