【 2001年6月16日号 】

Windows XPアップデートクーポン付きOEM版OSの販売スタート

OEM Windowsアップグレード申込書

 Microsoftの次期OS、Windows XPの足音がそろそろ聞こえるようになってきた。6月1日(金)から国内大手メーカーが「Windows XPアップグレードキャンペーン」をスタートさせたのに合わせて、実はPCパーツショップで販売されているOEM版OSでも、ほぼ同じ内容のキャンペーンが密かに(?)始まっているのだ。

  Windows XPへのアップグレード申込用紙が付属したOEM版OSの販売が始まったもので、すでにいくつかのショップではクーポン券なしとクーポン券ありのバージョンを併売中だ。Windows MeではWindows XP Home Editionへのアップグレード、Windows 2000 ProfessionalではWindows XP Professionalへアップグレードというかたちになる。CPUやHDDとのセット販売になるため、単体の価格は明示されていないが、Windows 2000 Professionalの場合はクーポン券なしが18,000円程度で、クーポン券ありは23,000円程度のようだ。事実上、クーポン券自身が5,000円程度の価値を持っていることになる。

 なお、クーポン券でアップグレードを申し込む際には別途5,750円の費用がかかるため、結果的にWindows XPへのアップグレード込みで現行OEM版OSを購入すると、合計1万円程度余計にコストがかかることになる。未だWindows XPの単体価格が発表されていないため、このコストが改めてOSを買いなおす場合と比較してどの程度の得になるのかはわからない。

 そもそも、国内での発売日も発表されていないうちにアップグレードキャンペーンで料金を取るというのも不可解ではうるが、これからOEM版OSを買う予定があり、確実にWindows XPに乗り換えるつもりの人ならば、クーポン券ありのバージョンを買うという選択肢も、少なくとも手間を省くという意味で検討の価値はありそう。なお、キャンペーン実施期間は2002年2月28日(木)まで。また、申し込み時には購入日がわかる領収書のコピーが必要になるので、なくさないよう要注意。

□Windows XP(マイクロソフト)
http://www.microsoft.com/japan/windowsxp/

 (Microsoft Windows 2000)
 (Microsoft Windows Me)

[撮影協力:コムサテライト3号店]


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