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RADEON DDR 64MBの動作クロック200MHz版が出回る
動作クロック200MHz版RADEON 64MB DDRの存在に初めて気が付き、真っ先に販売を始めたのはパソコンCityパーツ館。同店の調べによると、これまでRADEON 64MB DDRには183MHzタイプのメモリが載っていたが、最近入荷した日本語リテールパッケージ入りのRADEON 64MB DDRでは200MHz(5ns)に変更され、いくつかサンプル調査をおこなったところ、実際にPowerStripなどのツールでコアとメモリの動作クロックがともに200MHz近い数値(実際には198MHz)になっているのが確認できたという。
実物を確認したところ、従来版の搭載メモリチップは183MHzのHyundai HY5DV651622TC-G55で、最新版ではESMT M13L64164A-5Tという200MHzのDDRメモリチップが搭載されていた。また、従来版よりもビデオチップ冷却用のファンが大型化している点を見ても、新版でビデオチップ自身の動作クロックがあがっていることがうかがえる。
ただし、店頭ではあくまでも「5nsメモリ搭載版」として販売されており、デフォルトの動作クロックが200MHzで設定されているかどうか、ひとつひとつ製品を全てを確認しているわけではないとのこと。
一方、PCiN秋葉原や高速電脳によると、並行輸入品ながら代理店が「200MHz版」と保証するRADEON 64MB DDRの英語版リテールパッケージが入荷しているという。中身を確認したところ、やはり同じメモリチップが載っていることが確認できた。この英語版200MHzリテールパッケージについては、複数のショップが近日入荷予定としており、これから急速にアキバで出回るものと見られる。
RADEON 64MB DDRの新版がどれだけパフォーマンスアップしているのかは不明だが、ATIファンならずとも気になる存在ではある。ネット上ではRADEONの高速版の噂が以前から流れていたが、まさに、これのことなのかも知れない。速いRADEONが欲しいのなら、5ns/200MHzのメモリを搭載したバージョンを狙い撃ちするのが確実だ。
実売価格は23,800円~29,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
□RADEON 64MB DDR(ATI Technologies)
http://www.ati.com/na/pages/products/pc/radeon64_ddr/index.html
□M13L64164A-5T(Elite Semiconductor Memory Technology)
http://www.esmt.com.tw/product1.htm
□HY5DV651622TC-G55(Hyundai Electronics)
http://www.hynix.com/datasheet/pdf/dram/HY5DV651622T%20(Rev%201.0).PDF
(ATI RADEON 64MB DDR) |
[撮影協力:パソコンCityパーツ館とPCiN秋葉原と高速電脳]
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