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一部で話題の韓国製“生首ギャルゲー”「TOMAK」がアキバに上陸
パッケージに描かれた少女のイラストと、「Save the Earth」、「LOVE STORY」などの文字から、何の変哲もない韓国製美少女RPGソフトといった印象を受けるが、実はこのゲーム、新ジャンルの育成シミュレーションとも呼べるもので、数カ月ほど前からWeb掲示板や個人のWebサイト上などで話題に上っていた、まさに「知る人ぞ知る」ゲーム。販売を始めたOVERTOPはそうしたユーザーを意識してか「あのゲームが遂に日本に上陸!!」という告知を店頭に出して大きくアピール中だ。
「Tomak」を一言で表現すれば「生首育成シミュレーションゲーム」ということになるだろうか。ゲームストーリーを簡単に説明するのはかなり難しいのだが、単刀直入に言うと「地球を救うために植木鉢に植えられた女神の頭部を、主人公であるプレイヤーが育てる」ということらしい。その内容のとおり、メインのゲーム画面は、画面の真ん中に植木鉢から顔を出した格好の美少女(女神)があり、その左側に少女のストレス度などのパラメータを表わすグラフ、右側には少女に食事を与えたるといったコマンドを実行するための各種アイコンなどがそれぞれ配置されている。
植木鉢に植えられた女神の頭部を育てる、というコンセプト自体が奇抜(というか、奇妙、珍妙といったさまざまな言葉が当てはまりそうだ)なのだが、少女のパラメータの度合いによっては突然髪型が変わったり、あるいは表情を描くタッチまでもがガラッと変わってしまったりするなど、常識をはるかに超えた演出でプレイヤーを悩ませて(楽しませて?)くれる。ちなみに、絵やイラストは日本のマンガやアニメの影響を受けているためか、日本人が見てもまったく違和感がない。なお、美少女キャラクターが出てくるとはいっても、さすが儒教の国の製品ということなのか、いわゆる成人向けの内容は含まれていない。
ただし、このソフトはあくまでも韓国版を輸入したものであり、販売しているOVERTOPでも日本語版Windows環境での動作は保証していないので、購入の際は要注意だ。ちなみに編集部において動作実験をしてみたところ、日本語版Windows上でもインストール、プログラムの実行自体は可能だが、テキスト表示(ハングル文字フォント)による文字が化けてしまう。文字がグラフィックによって表示されている部分は、辞書を片手に調べながらプレイはできる。うまくすれば、これでハングルの勉強もできそうだ。
言葉が分からなくてもこのゲームがいかに「ブッ飛んでいるか」だけは、入手して動かしてみれば体感できるはず。これが爆発的な人気を呼ぶと、後に続けとばかりに新感覚の韓国ゲームが続々と上陸するかも?実売価格は4,800円。
□SEED9
http://www.seed9.com/
(ユーティリティー) |
[撮影協力:OVERTOP]
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