【 2001年7月14日号 】

WiNDyブランドのオリジナルPC「PHASE」登場、ケースはPlayStation2似

PHASEPHASE
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 アルミ製PCケースでおなじみ「WiNDy」ブランドから、今度は省スペースデスクトップPC「PHASE」シリーズが登場した。12日(木)からソフマップ1号店Chicagoパソコン・デジタル館カクタソフマップでの販売が始まっており、もちろん店頭で実物を見たり触れたりすることもできる。その姿を見て、思わず「PlayStation2?」と思ってしまう人も少なくないかも知れない。

 「PHASE」は、星野金属の販売会社であるソルダムが新たに企画したデスクトップPCの新シリーズ。これまでにも完成PCとしては既存の星野金属製PCケースにパーツを組み込んだ「b:BOX」シリーズがあったが、「PHASE」シリーズではオリジナルの専用アルミ製ケースを採用するなど、よりオリジナル色を濃くしたかっこうになっている。

 ラインナップは、Pentium III 1GHz、CD-R/RWドライブ、TVチューナー/キャプチャカードなどを搭載したハイエンドモデルの「PHASE 300R」を筆頭に、Pentium III 866MHz、DVD-ROMドライブなどを搭載した「PHASE 200D」、Celeron 700MHz、CD-ROMドライブなどを搭載した「PHASE 100C」とスペック別に3種類あり、さらにカラーリングの違いでブラックとシルバーの2色で合計6モデルが用意されている。このうち店頭で販売されているのは2モデルのみで、価格は「PHASE 300R」が278,000円、「PHASE 200D」が228,000円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 BTO(Built To Order:受注生産方式)を採用しており、希望に合わせてCPUやドライブの変更といったことも可能(当然その場合は価格も変動する)とのこと。さらに、すべてのモデルに「WiNDy」ブランドのスピーカー内蔵15インチTFT液晶モニタ「LiveLand」が付属し、キーボードとマウスにも、以前から販売されている同社製の「Keyboard VANGUARD」、「Scroll Mouse VANGUARD」をそれぞれ採用、徹底してWiNDyオリジナルにこだわっている。

 そして「PHASE」シリーズ最大の特徴と言ってもよいのが、やはりそのケースデザインだろう。ケース前面と上部に刻まれた溝とブラックのカラーリングからは、思わずPlayStation2を想像してしまう。同社からは過去にもPlayStation2を髣髴とさせる外付けDVD-ROM、CD-R/RWドライブ、CD-ROMドライブ用外付けケースが発売されているが、今回は周辺機器でなくPC本体であるだけに、さらなる反響を呼びそうだ。

 自作PCユーザーにとって気になるのは、「PHASE」シリーズのケースは単体販売されるのかどうかだが、今のところその可能性はなさそうだ。どうしても欲しいという人は、同社にリクエストを送ってみるのもよいだろう。多くの人からのリクエストが寄せられれば、それが単体販売の実現につながるかもしれない。なお、フォームファクタはLPXになっている。

 液晶モニタの「LiveLand」は、単体での販売もT-ZONE. PC DIY SHOPなどで始まっている。価格は69,800円。

□PHASE(ソルダム)
http://www.soldam.co.jp/pc/

 (星野金属工業 PHASE)

[撮影協力:T-ZONE. PC DIY SHOPカクタソフマップ]


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