Intel純正のポータブルMP3/WMAプレイヤー登場、128MB搭載

【 2001年7月20日号】

Intel純正のポータブルMP3/WMAプレイヤー登場、128MB搭載

　インテルから携帯型オーディオプレイヤー「Pocket Concert Audio Player」が発売された。同社としてはこの種の製品はこれが初めての発売となる。価格は35,500円～35,800円（詳細は「今週見つけた新製品」を参照）。
　実はこの製品、1月にIntel本国のアメリカでの発売が発表されていたもの。その後、6月にようやく日本での発売が決定し、そして今回やっとアキバでの製品登場となったわけだ。「Pocket Concert Audio Player」は本体内に128MBのメモリを内蔵したメモリ記録型のオーディオプレイヤーで、標準でMP3、WMA形式のファイルに対応するほか、ファームウェアのアップデートによって新しいデジタルオーディオ規格にも対応が可能とされている。さらにFMチューナーも内蔵しており、10局までのラジオ局のチャンネルを登録しておくことが可能だ。電源は単4形乾電池2本で、アルカリ乾電池を使用することで最大10時間の動作が可能となっている。
　ただし、日本人が使うには、本体のサイズがややネックになりそう。最近のこうしたオーディオプレイヤー製品としては、筐体がやや大きめで、シャツやジャケットの胸ポケットに入れるには厳しい。付属のベルトクリップでベルトに固定して使うというのがよさそうだ。本体のほかには、ネックバンド式のヘッドホンと、ファイル転送の際にPCと接続するためのUSBケーブル、キャリングケース、単4形アルカリ乾電池（2本）、カセットテープ型のカーオディオアダプタ（初回2,000台限定）などが付属している。
　米国での製品発表から半年以上遅れての登場になってしまったが、標準で128MBのメモリを搭載したポータブルオーディオプレイヤー製品はまだまだ少ない現状としては、選択できる製品が増えたことは歓迎できることだろう。大容量メモリを搭載したポータブルオーディオプレイヤーがほしいという人には、「Pocket Concert Audio Player」はひとつの有力な選択肢になるに違いない。
□Pocket Concert Audio Player（インテル）
http://www.intel.co.jp/jp/home/products/audio/index.htm

　（Pocket Concert Audio Player）

[撮影協力:コムサテライト3号店]

[↑前の記事]：	カノープスの廉価版ビデオキャプチャカード新版が発売に
[↓次の記事]：	フルプログラマブルのメカニカルキーボード「Avant Prime」登場

戻る　