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フルプログラマブルのメカニカルキーボード「Avant Prime」登場
単なるキー配列のカスタマイズなら、既存の常駐型キー配列変更ソフトなどを利用することで簡単に実現できそうな気がするが、この「Avant Prime」はキーボード内部にPROMを内蔵しており、キー配置の設定状態をキーボード本体に記録できるという、これまでのキーボードにはなかった特徴を持っている。つまり、ハードウェアレベルでのキー配列のカスタマイズが可能で、キー配置の変更を行なった後に設定状態を本体に記録しておけば、あとはほかのPCにキーボードをつなぎ替えても同じキー配列のまま使用できるというわけだ。また、キーマクロを覚えさせることで効率のいいオペレーションも可能になる。
1つのキーボードを切り換え器などを介して複数台のPCで共有しているという環境において、非常に有効な製品になりそうだ。OSにも依存しないので、WindowsのほかにMS-DOSやUNIXといったOS環境と共存させる場合にも有効だろう。ただし、キー配置の変更と設定状態の本体への記録を行なうためのユーティリティ「Avant keyboard software」は、現在のところWindows 3.X/95/98のみのサポートとなっているので注意が必要だ。
なお「Avant Prime」には、前述の「Avant keyboard software」を収録したFDのほかに、Caps LockキーとCtrlキーの配置を入れ替えた場合のための交換用キートップやキートップリムーバーも付属している。NECのPC-9801シリーズのキー配置に慣れているという人などにとっては、うれしい「オマケ」といったところかもしれない。
メカニカルタッチの英語キーボードということもあり、パワーユーザーから注目を浴びそうだ。
□Avant Prime(Creative Vision Technologies)
http://cvtinc.com/kybdfeatures.htm
(CVT Avant Prime) |
[撮影協力:ネオテック]
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