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特別ケーブルで実現した外付けのIDE RAIDボックスがデビュー
PCとの接続はIDEケーブルとPCケースの背面スロットに装着するブラケット部が一体化した特殊なIDEケーブル(マニュアルには「special made EIDE cable」という記述がある)を用いることで実現している。接続方法は、まずこのケーブル付きブラケットをPCケース背面の空きスロットに取り付け、PCケース内部側のコネクタをマザーボード上、あるいはUltra ATAカードなどのIDEコネクタに接続し、もう一方のPCケース外部側のケーブルを「ARAID 99 500T」背面のIDEコネクタに接続するという具合。
IDE RAIDの環境では、これまでPCのドライブベイに内蔵したうえで、トレイを抜き差ししてHDDをホットスワップさせる製品はあったが、外付けのタイプはこれが初めて。「ARAID 99 500T」であれば、PC本体に一切触れることなくHDDを装着したトレイを取り出すだけでメンテナンスでできるわけだ。
さらに「ARAID 99 500T」前面には動作状態などを表示する液晶画面が搭載されており、ディスク異常などが発生した場合はこの液晶画面のほか、本体のブザーが鳴動してその異常を知らせるという本格的なもので、プロフェッショナルユースにも十分耐えうる仕様になっている。また、単体でHDD全体をもう一方のHDDへバックアップを行う機能も備えている。
対応するRAIDレベルがRAID-1のみで、かつIDEという規格の性質上HDDが2台しか搭載できないため、大規模なシステムには不向きだが、堅牢性の高いSOHOクラスのファイルサーバーなどにはうってつけの製品と言えそう。TSUKUMO eX.では受発注扱いで販売しており、価格は「現在調査中」とのこと(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
※記事初出時は、実売価格を「25,800円」と掲載しておりましたが、「価格の表示ミスだった」(ツクモ)ため、価格表記を「現在調査中」に変更いたしました。
(Accordance Systems ARAID99-500) |
[撮影協力:TSUKUMO eX.]
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