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USB 2.0対応の3.5インチ用外付けドライブケースが単体でデビュー
「RS-U2EC5」はIDE/ATAPIインターフェイスを持つCD-R/RWドライブや、DVD-ROMドライブ、HDDなどを内蔵し、そのドライブをUSB 2.0経由で利用できるようにする製品。外観は冒頭でも挙げた同社製USB 2.0対応外付けCD-R/RWドライブ「RCD-U2PX16PCI」の外側のケース部分をそのまま製品化したような印象だ。ちなみに、ケース内部の接続インターフェイスはUltra ATA/100対応となっている。
このケースを使えば、あらゆるIDE/ATAPI接続のデバイスを、汎用性と高速性を兼ね備えたUSB 2.0接続の外付けドライブに変えてしまうことができるはずだが、ドライブ製品によっては「RS-U2EC5」と組み合わせることで不具合が発生するものも確認されているとのことで、すべてのIDE/ATAPI接続デバイスが無条件で利用できるというわけではなさそうだ。「RS-U2EC5」の外箱には、2001年7月時点での接続確認済みデバイスと、不具合が確認されているデバイスの製品一覧が記載されているので、購入前に確認しておきたいところだ。また、「RS-U2EC5」をUSB 2.0モードで使用する場合は、同社製のUSB 2.0インターフェースカードのREX-PCIU2、またはREX-CBU2と、USB 2.0 EHCIドライバが必要とされており、他社製のUSB 2.0インターフェイスカードでの動作については保証されていないという点も覚えておいたほうがよいだろう。
4日(土)時点では、まだラトックシステムのWeb上に「RS-U2EC5」に関する製品情報が掲載されていないため、最新の対応デバイスの情報は不明だ。そのため、外箱に記載されている接続確認済み製品一の覧にないデバイスとの組み合わせで使えるかどうかは、試してみないと分からないという、ある種ギャンブルに近い状態ではある。しかし、最近発売されて話題になっているATAPI接続の内蔵型DVD-R/RWドライブやDVD-RAM/Rドライブを汎用性の高いUSB 2.0ドライブとして利用できる可能性もあり、「RS-U2EC5」はパワーユーザーから注目を集めることになりそうだ。
□RCD-U2PX16PCI(ラトックシステム)
http://www.ratocsystems.com/products/subpage/u2px16.html
(RATOC RS-U2EC5) |
[撮影協力:T-ZONE. PC DIY SHOPとツクモParts王国]
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