【 2001年8月4日号 】

銅に銅メッキを施したCPUクーラー「Super超頻銅旋風」が登場

Super超頻銅旋風Super超頻銅旋風
Super超頻銅旋風Super超頻銅旋風

 骨組みだけのPCケース「Super超頻之家」で知られる台湾のSenfuが、今度はちょっとユニークなCPUクーラーを発売した。それはなんと、銅素材のヒートシンクを銅でメッキするという、意味があるのかないのかわからない製品だ。その名も「Super超頻銅旋風」という。

 Senfuは以前から水冷のCPUクーラーキット「Super超頻水郷」などCPUクーラーもいくつか出しているが、少なくともアキバで同社の一般的な空冷タイプが出回るのは、これが初めて。形状的にはごく普通のCPUクーラーで、色は見るからに最近流行の銅製らしき鈍い光沢をはなっている。しかし、ほかとちょっと違うのは、もともと銅素材の製品でありながら、さらに表面に銅のメッキを施しているという点。これはさすがに外見からはわからないが、店頭では「ヒートシンクは銅に銅メッキ仕様」と明示されている。なんでも、メーカーの説明では、これによって銅素材にありがちな酸化による変色などが防げるのだという。メッキも銅である以上はどれほど効くのかは疑問もあるが、少なくとも酸化する部分がメッキの表面層だけで防げるのは確かかもしれない。

 また、構造上ちょっとユニークで、CPUとの設置面に溝が彫ってある。これは熱センサを設置するための溝で、ここにマザーボードや監視ツールに付属の熱センサを入れて、直接CPUの温度が測ることができる。CPUの表面温度を直接確認したいという人は、この構造は便利かもしれない。

 対応するCPUはSocket 370用CPUが1.13GHz、Socket A用CPUが1.3GHz。このほかにも、銅素材のヒートシンクに銀のメッキを施し、大型のファンを組み合わせた強力タイプもある。こちらはSocket 370用が1.13GHz、Socket A用が1.5GHzまでの対応となっている。

 銅メッキタイプは「Super超頻銅旋風1.3GHz」という名で売られており、価格は約2,680円~2,980円。銀メッキタイプは「Super超頻銅旋風1.5GHz」という名で、価格は3,680円~3,980円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)となっている。

□Super超頻銅旋風(Senfu)
http://www.senfu.com.tw/report/fan/fan.htm
【1999/6/12】究極のスケルトンPCケース?台湾製「Super超頻之家」
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/990612/frame_case.html

 (Senfu Super超頻銅旋風)

[撮影協力:コムサテライト3号店]


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