【 2001年8月4日号 】

Palm互換のPDA「Visor」が衝撃の緊急値下げ、なんと9,800円に

Visor大幅値下げVisor大幅値下げ

 PDA市場にもデフレの波が直撃だ。Palm互換のPDAとして知られるHandspringの「Visor」シリーズが衝撃的な緊急値下げを行い、もっとも安いモデルではなんと9,800円、カラー液晶搭載モデルでも24,800円という安さになってしまったのだ。

 事前発表のない突然の値下げということに加え、その異常なほどの値下げ幅に、多くの人が驚くに違いない。ショップ側も値下げ直前に知ったとのことで、売るほうも驚いている様子だ。「Visor」シリーズは新規購入者の需要喚起を狙って7月11日(水)に4モデルを値下げしたばかりだが、それから1ヶ月もしないうちにさらなる大幅値下げを実施したことになる。もっとも、一番驚いているのは最近買ったばかりの人なのだろうが…。

 新価格は、薄型の「Visor Edge」は据え置きの37,800円、カラー液晶の「Visor Prism」が15,000円安の24,800円、モノクロ液晶の「Visor Platinum」が10,000円安の14,800円、エントリーモデルの「Visor Deluxe」が10,000円安の9,800円。今回値下げされた3モデルについては、7月の値下げ幅が5,000円だったため、これを足し合わせると、たった1ヶ月でもとの価格から実に50~60%も値が下がった計算になる。この緊急値下げは、高解像度カラー液晶と最新PalmOS 4.0を搭載したソニーのPalmOS搭載PDA「CLIE PEG-N600C」の発売に合わせた動きのようだ。

 「Visor」シリーズはPalmOSを搭載した日本語対応PDAで、Palm用の豊富なソフトが動作し、操作性もPalmと同一という特徴をもつ。さらに外部拡張スロットにSpringboardモジュールを追加することでMP3プレイヤーやデジカメの機能を追加でき、PHSとの接続なども可能になる多機能PDA。基本的にはPalm互換ということで、言ってみれば世界標準規格のPDAと言ってもいい。

 これまでPDAはちょっと高くて…と敬遠していた人も、これを機会にPDAの導入を考えてみるのもいいかもしれない。格安の「Visor Deluxe」をまず入門機として手に入れ、慣れたところで同じPalmOS搭載の別モデルに乗り換えることもできるし、あるいは馴染めないといって手放しても、さして懐に影響はないはずだ。特に「Visor Deluxe」はカラーバリエーションも豊富なので、まずは店頭で実物を見てみてるのがいいだろう。

 販売しているのは大型店各店のほか、PS/PLAZA WAKAMATSU、秋葉館PDA(ブロックE2-[e1])、イケショップ モバイルプラザなどのモバイル専門店。

□Visorシリーズ(ハンドスプリング)
http://www.handspring.co.jp/products/visorfamily/

 (Handspring PDA)

[撮影協力:PS/PLAZA WAKAMATSU]


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