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Matroxの最新ビデオカード「Millennium G550」がデビュー飾る
「Millennium G550」に搭載されているビデオチップMatrox G550は、前モデルのMatrox G450と同じ0.18μmプロセスルールで製造されるいわば改良版チップで、描画速度などについては前モデルを大幅に上回るものではないものの、TMDSトランスミッタを2つ内蔵することで同時に2系統のDVI出力を可能にするといった他のビデオカードにはない先進的な機能を持つ。もちろん、同社おなじみのDualHead Display機能も健在だ。
そのほかの特徴として、人の顔を3D CGでレンダリングするというビジュアルオンラインコミュニケーション向けに特化した独自3DエンジンHeadCasting Engineのサポートが挙げられる。ただし、HeadCasting Engine対応の汎用アプリケーションが存在しない現状としては、その機能は残念ながら未知数といったところだ。
そもそも「Millennium G550」は、描画スピードよりもビジュアルオンラインコミュニケーションの分野での活用に焦点を絞ったビデオカードということもあり、3Dゲームなどの動作パフォーマンスを追及するヘビーユーザーとしてはいまいちパッとしない存在かもしれないが、とりわけ2Dの描画品質に定評のあるMillenniumシリーズの最新モデルだけに、注目の製品であることは間違いないだろう。
今回発売された「Millennium G550」は並行輸入のバルク品だが、9月にはインフォマジック(ジャパンマテリアル)からリテールパッケージ品が発売される予定になっているので、今どうしても入手したいといった人以外はれまで待つのもありだろう。
□Mellennium G550(Matrox Graphics/ジャパンマテリアル)
http://www.matrox.com/mga/products/mill_g550/home.cfm
http://www.infomagic.co.jp/pdf/G550NewsRelease2.pdf
(Matrox Millennium G550) |
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