【 2001年9月1日号 】

Pentium 4 1.9GHzと2GHzリテールパッケージがフライングで販売開始
1GHz到達から1年4ヶ月でx86系CPUは倍速へ進化、価格は7万円前後

解禁!価格は7万円前後
【解禁!】【価格は7万円前後】
Pentium 4 2GHzリテールパッケージ
【Pentium 4 2GHz】【リテールパッケージ】
478ピン用コアスピード2GHz
【478ピン用】【コアスピード2GHz】

 今度はPentium 4 1.9GHと2GHzがフライングでデビューを飾った。Intelが正式発表する前の8月27日(月)午前中にアキバでリテールパッケージの販売が始まったもので、一部のショップが「解禁」などと大きく貼り紙を出すなど、販売開始当初はちょっとしたお祭り騒ぎの状態となった。米国時間8月27日(月)に発表するとの予告が出ていたとはいえ、販売がスタートした午前中の段階では、まだIntel本社は発表を行っておらず、国内での本来の販売開始タイミングは8月28日(火)のはずだった。

 一部の正規代理店からは先週の段階でショップへの納品が行われており、いくつかのショップはこの日まで温存していたのだという。実売価格は1.9GHzが46,900円~55,800円、2GHzが67,800円~82,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

x86系CPUの最速クロックを更新

 単純に動作クロックだけでCPUの性能は計れないとはいえ、Pentium 4 2GHzはx86系CPU としては紛れもなく最速クロックのCPUであり、初めて1GHzの大台から次のクラスへと足を踏み入れた記念すべき製品ということになる。1GHzまでの長い道のりを考えると、2GHzへの到達はあまりにも早い進化という印象もあるが、この動作クロックの進化スピードの早さこそが、「動作クロックをあげやすいアーキテクチャを採用した」と言われるPentium 4の真骨頂なのだ。

 単体販売されるx86系CPUとしては2000年4月に初めてAthlonが1GHzの大台に乗り、20万円近い価格で幕を開けたが、それからたった1年4ヶ月でもう2GHzに到達、そして価格は7万円前後にまで下がったというのだから驚きだ。

Socket 478用Pentium 4全モデル揃い踏み

 出回り始めた最新型Socket 478用1.9GHzと2GHzのリテールパッケージは、先週末から出回っているSocket 478用Pentium 4 1.7GHzなどと同様、厚みのある箱パッケージに入った状態で販売されている。また、週末近くになってSocket 478用Pentium 4 1.6GHz、1.8GHzのリテールパッケージが出回り始めたため、これで1.7GHzから2GHzまでSocket 478用Pentium 4が全て出揃ったことになる。

 価格改定による値下げ攻勢や新型マザーボードの発売も相次いで、これからしばらくPentium 4関連の活発な動きが続きそうだ。

□Pentium 4(Intel)
http://www.intel.com/pentium4/

 (Intel Pentium 4 1.9GHz)
 (Intel Pentium 4 2GHz)

[撮影協力:高速電脳OVERTOP]


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