これまで動画対応のCCDカメラといえばUSB接続というのが常識だったが、新たにIEEE-1394接続の製品が発売になっている。APLUXというメーカーの製品で、製品名は「S-Cam 400M」という。手のひらサイズのクリップ付きCCDカメラで、画像センサにはソニーの1/4インチカラーCCDが使われている。PCからは「Imaging Device」として認識され、640×480/320×240/160×120ドットで秒間30フレームの動画撮影が可能という。400Mbpsの高速インターフェイスを利用するだけあって、高解像度+高フレームレートの撮影が実現できるというわけだ。動画データはAVIやMPEG-1、MPEG-2形式で記録できるほか、NetMeetingなどのTV会議用にも使える。対応OSはWindows 98SE/Me/2000。実売価格が9,980円と安いので(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)、DVカメラの代わりに手に入れたり、ブロードバンドでの高画質TV会議カメラとして使うのも面白いかもしれない。なお、DV専用の4ピンコネクタで接続する場合、ACアダプタによる電源供給が必要なので要注意(ACアダプタは付属していない)。 □S-Cam 400M(http://www.aplux.com/english/news/20000601.htm) |
最新のSocket 478に対応した初めての単体CPUクーラーがAOpenから発売になった。型番は「AC715E」。構造的にはオーソドックスなアルミ製ヒートシンクとファンの組み合わせだが、Socket 478用の製品だけにサイズは大きく、Socket 370用のものと比べるとなんとも見た目の印象は巨大だ。ファンは7cm角のものを採用、回転スピードは4,800rpmで騒音レベルは41dB。当然のことながら動作クロックは2GHzまでをサポートしており、最新のSocket 478対応Pentium 4ならば現時点でどれでも使える。実売価格は2,300円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。CPUクーラーが同梱されたリテールパッケージでの販売が標準的なPentium 4では、単体CPUクーラーの存在価値はまだ小さいかもしれないが、逆に設計サイズとスペースに余裕があるぶん、今後は「AC715E」を皮切りにして独自構造やデザインを採用した単体CPUクーラーがいろいろ出てくる可能性が高く、自作PCユーザーにとって、これからが楽しみな分野だ。 □AC715E(http://www.aopen.com/products/cooler/ac715e.htm) |
いよいよ3.5インチHDDの単体容量も100GBから次のステップに移ろうとしている。先日Maxtorから発表されたばかりの160GB HDDがもうじきアキバに姿を表すことになりそうなのだ。PS/PLAZA WAKAMATSUとBLESSストレージ館が入荷予告を出しており、特に後者のショップでは貼り紙で「速報!!ATA133 7200rpm 40GBプラッタ採用 M6L080J2(80GB)をはじめ20/40/60GBのラインナップ9月21日入荷予定 M4G160H8(160GB) M4G120H6(120GB) 9月末頃入荷予定」と大々的に書いている。Ultra ATA/133に対応した初の製品でもあり、7,200rpmと40GBプラッタというスペックは現状でスピードの面でも最高クラスで、これらは大いに注目株と言える。予価などは明らかにされていないが、サンプル価格では160GBモデルが5万円程度と話すショップもあり、発売当初はそこそこの価格になるかも知れない。大容量HDDを物色中の人は、もうしばらく待つと朗報が聞けそうだ。
□PressRelease(http://www.corporate-ir.net/ireye/ir_site.zhtml?ticker=MXO&script=410&layout=-6&item_id=205945) |
アメリカで起こった前代未聞の同時多発テロの影響がPCパーツ業界にも及び始めているようだ。なにしろ、アメリカ国内では飛行機がすべて飛行禁止となり、通信網も混乱しているため、メーカー本社の機能低下や流通の停滞など被害が徐々に出始めている。国内のメーカー各代理店からも、ショップに対して「テロ事件の影響で入荷が遅れています」との告知が出始めており、PCパーツ業界もある種の警戒体制に入ったといってよさそう。ただし、基本的に多くのPCパーツは台湾から直接流れてくるため、今回の影響はアメリカに本社を置く製品のリテールパッケージなど、ごく一部に限った話というのが実際のところ。むしろ台湾などからアメリカ向けに出荷できない分が、アジアやヨーロッパに流れていつもより流通量が多くなるという話もあるほど。一部メディアでは国内のPCユーザーを扇動するかのような話も出しているようだが、日本国内に限っては今のところ深刻な影響というのはなさそう。ただし、IntelやAMDなどCPUの供給についてはアメリカ国内の流通が絡んでいることから、一時的に品薄になる可能性はあるかも知れないので、しばらくは要注意だ。 |
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