Cooler MasterからSocket 423と478に両対応したCPUクーラー発売
まず注目したいのは「DI4-6I51RM3A」というSocket 423とSocket 478の両方に対応したCPUクーラー。基本的なスタイルは、Socket 423用のオーソドックスなアルミ製ヒートシンクに、プラスチック製のアダプタを組み合わせてSocket 478に対応したというもの。いってみればプラスチック製のアダプタが肝で、これさえ単独で手に入れば、ほかのSocket 423用CPUクーラーをSocket 478用として流用できる可能性もある。もっとも、Socket 423用の単体CPUクーラーはほとんど市場には出ていないため、アダプタ単体に対するニーズはきわめて低く、どちらかといえば従来製品を流用したいというメーカー側の思惑の産物と言えるかもしれない。
ただ注意しなければならないのは、基本的にコアのSockt 423用CPUクーラーはSocket 478用の標準サイズより小さいため、冷却能力には限界があり、メーカー側もSocket 478用として使う場合は1.8GHzまでという制限をつけている点。冷却性能については過度な期待をしないほうが良さそうだ。
もうひとつは「DI4-7H53D」という製品で、これはSocket 478専用のCPUクーラー。先の「DI4-6I51RM3A」と比較すると一回りサイズが大きい。見た目はやはりオーソドックスなアルミ製ヒートシンク+ファンだが、冷却能力は十分で、現行WilametteコアPentium 4では2GHz、次期コアであるNorthwoodであれば2.8GHzまで対応するという。また、Intelの認証も受けているというから、性能や信頼性の点では確実と言えそうだ。
Pentium 4リテールパッケージに同梱されている標準CPUクーラーでは物足りない、もしくは単に飽きたという人は、こうした製品に替えてPCのオリジナリティを高めるのがいいかも知れない。
実売価格は「DI4-6I51RM3A」が2,880円~3,600円、「DI4-7H53D」が3,980円~4,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。なお、同社からは、このほかにSocket 370/A用CPUクーラーの「RED BULL」「HCC-001」も出ている。
□Cooler Master
http://www.coolermaster.com/
(Cooler Master DI4-6I51RM3A) | |
(Cooler Master DI4-7H53D) |
[撮影協力:高速電脳とコムサテライト2号店とコムサテライト3号店]
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