高画質エンコーダー搭載のTVチューナー付きキャプチャ「MonsterTV」発売

　WinTV PVRシリーズなどのビデオキャプチャ製品で知られるエスケイネットから、同社が独自に開発を行なったという新たなソフトエンコードタイプのTVチューナー付きビデオキャプチャカード「MonsterTV」が発売になった。

　特徴は国内ユーザーに使いやすい操作性とクオリティにこだわったという点で、NTSCデコーダーチップにPhilips製のものを搭載し、さらにインターレースのTV画像をPCで表示した際に発生する特有のジャギーを取り除くプログレッシブフィルターを取り入れている点など。

　搭載しているNTSCデコーダーチップはPhilips製のSAA7134で、SAA7134の持つ9bit A/Dコンバータによって鮮やかな発色を実現しているという。さらに、独自開発のドライバと組み合わせることで、MPEG-2の720×480ドットサイズでのキャプチャ時でもオーバーレイプレビュー表示が可能になっている。画質面に優れると言われるPhilips製チップを搭載しているほか、テレビチューナーにノイズ対策を施しているなど、クオリティにはこだわりを見せている。また、ソフトウェアも国内の開発メンバーが考えた国内ユーザーに使いやすいGUIを採用したとしている。

　ユーザーにとってわかりやすいクオリティ面の違いとしてプログレッシブフィルターの搭載も見逃せない。これは、インターレースのTV放送をノンインターレースのPCディスプレイで表示する際に発生するジャギーを取り除く技術で、奇数フィールドと偶数フィールドを動き補正をかけながら合成し、秒間60フレームで表示させるもの。T-ZONE. PC DIY SHOPなどでは、実際にデモを行っているので、そのクオリティについては直接目で確認してみるといいだろう。

　LowProfile PCI用ブラケットやUlead VideoStudio5.0SEなどが付属し、iEPG対応の録画予約ソフトも同梱、そしてステレオFMチューナーも搭載している。録画したビデオデータを再生しながら現在放送中の画面を小窓で同時表示するピクチャーインピクチャー機能もあるので、PC上でTV放送をフル活用したいという人には要チェックの製品だろう。実売価格は16,799円～16,800円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。製品の評判次第では、中級ビデオキャプチャカードの新定番になるかもしれない。

　同社のWebでは、わざわざ“開発者の声”というページを用意して、製品開発のこだわりを披露している。気になる人は、こちらもチェックして見るといい。なお、初回限定でリモコンプレゼントキャンペーンも実施中だ。

□MonsterTV（エスケイネット）
http://www.sknet-web.co.jp/monstertv/index.htm

（エスケイネット MonsterTV）

[撮影協力:TSUKUMO eX.]

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