ノイズ耐性の向上は、「ケーブルを束ねる際に信号線とGND線を立体的にも交互になるように配置した」「ケーブル全体を金属メッシュで覆った」「ノイズがのりやすいコネクタ付近を銅箔で覆った」「フェライトコアと同じ役目の板状強力磁石を3箇所につけた」などの工夫によるもの。
　開発元のVICS Technologyでは、「一般のIDEケーブルでは、ノイズによる転送エラーで最大15％の速度低下がおきていたが、このケーブルではそれがない」としており、結果として「他のIDEケーブルよりも転送速度が向上する場合がある」という。

　なお、ケーブルの外皮は金属メッシュの上に目の粗いメッシュ状樹脂をかぶせた状態。ショートピンなどが誤って金属メッシュに接触してしまう可能性があるため、ケーブル側に貼り付けて接触事故を防止する「保護シール」が付属している。

　当初は「8月発売予定で、赤・青・黄・緑などのカラーバリエーションモデルもラインナップされる」とされていたが、現在発売されているのは白色モデルと黒色モデルの2色のみ。販売ショップによると「カラータイプの入荷予定は特になく、代理店からは“売れ行き次第では考慮する”との通知を受けている」という。

　IDEケーブルとしては30cm+20cmタイプのRD3-A32と50cm+20cmタイプのRD3-A52の2製品が、FDDケーブルとしては50cmのRD3-F5の1製品のみが発売されている。

[撮影協力:コムサテライト2号店とコムサテライト3号店]

　電源出力は従来と同じ300W（ピーク時最大335W）だが、使用部品の見直しや製造工程の合理化によってコストダウンを実現している。

　Pentium 4には対応していない。

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[撮影協力:T-ZONE. PC DIY SHOPとTSUKUMO eX.]