【 2001年11月23日号 】

アキハバラデパートが撤退を宣言、「アキバ系SCに生まれ変わります」

アキハバラデパート撤退アキハバラデパート撤退
アキハバラデパート撤退アキハバラデパート撤退

 またアキバの再開発計画に関連したとみられる大きな動きが明らかになった。なんと、JR秋葉原駅に直結しているアキハバラデパートが突如として撤退を宣言したのだ。現在、店内や外壁には「撤退」の文字が大きく書かれた赤いポスターや幕がかけられ、それと同時にいきなり閉店売り尽くしセールが始まっている。

 もっとも「撤退」といっても、店舗自体が完全になくなってしまうわけではない。というのも、ポスターなどには「50年間本当にありがとうございました」という感謝のメッセージのほか、「来春アキバ系SCに大変身!」という新展開の予告が少しだけ盛り込まれているのだ。アキバ系のショッピングセンターとわざわざ宣言しているところに、ちょっとした期待感がわくところだが、はたしてこれがデジタル家電系や同人誌関連の専門ショップのことを意味するのか、また事業主が変わるのかどうかなど、今のところ詳しいことは計画が明らかにされていないためわからない。

 アキハバラデパートは1950年(昭和25年)誕生の歴史ある駅ビル型デパート。店舗は3F建てで、現在は1Fが飲食店、2Fが雑貨、3Fが服飾・書店のフロアとなっている。3F部分はJR秋葉原駅と直結してデパート口の改札もあり、特に古くからのアキバフリークにとっとては親しみのある存在。デパート前の実演販売コーナーなども一般には有名で、アキバ独特の文化と雰囲気を生み出している場所といえる。ここが変わるというのは、ある意味ではアキバが生まれ変わることの象徴と言えるのかもしれない。

 閉店するのは飲食店を除く2Fと3Fのテナントで、2002年1月末で営業を終了するという。その後の詳しい改装スケジュールなどは不明。

 つくばエクスプレスの開業に伴う再開発で、今は電気街とは反対側の地域が脚光を浴びている時期だけに、電気街の古くからの店舗がいかに生まれ変わるのか、アキバフリークならずとも気になるところ。もしかすると、あっと驚く展開が待っているかも知れない…。

□アキハバラデパート
http://www.mono.co.jp/akihabara/

 (AKIBA PC eArena)


[前の記事]: Slot 1マザーにTualatinコアCPUを搭載可能にするアダプタが発売
[次の記事]: nForceチップセット搭載のMicrostar製マザー国内版が流通開始

[ Back ]戻る  

Copyright (c) 2001 impress corporation All rights reserved.
E-Mail:akiba-pc-info@impress.co.jp