【 2001年11月23日号 】

Slot 1マザーにTualatinコアCPUを搭載可能にするアダプタが発売

PL-iP3/TPL-iP3/T
PL-iP3/TPL-iP3/T
PL-iP3/TPL-iP3/T

 Slot 1環境のユーザーに強力なアップグレード用アイテムが登場した。それは、Celeron 1.2GHzやPentium III-S 1.26GHzといったTualatinコアのCPUをSlot 1マザーボードで使用できるようにするというPowerLeap(FriendTech)の変換アダプタ「PL-iP3/T」だ。本来TualatinコアのCPUに対応するチップセットはi815EのBステップやApollo Pro266Tなどで、Slot 1マザーボード全盛時の主流だった440BXチップセットなどは対応していないのだが、「PL-iP3/T」ではPowerLeapが特許を持つ「IPS」テクノロジによってその対応を実現しているという。

 PowerLeapは過去にもこうしたSlot 1-Socket 370変換アダプタ製品のほか、ISAスロットに装着が可能という小型マザーボード「PL-Renaissance/AT」といったマニアックな製品を発売しているなど、この手の分野における実績は十分なメーカーだ。

 「PL-iP3/T」は、一見するとごく普通のSlot 1-Socket 370変換アダプタのように見えるが、CPUソケット周囲に取り付けられた大型コンデンサがなんとも意味ありげな雰囲気を醸し出している。Slot 1マザーボードは2.0V以上で動作するKatmaiコアのPentium IIIやMendocinoコアのCeleronといったCPUをターゲットにしたものが多く、こうしたマザーボードで1.45Vや1.475VといったTualatinコアCPUを動作させるために、電圧調整用の大容量コンデンサが必要になるというわけだ。そのほか基板上には、FSBを自動認識/66MHz/100MHz/133MHzから選択できるジャンパや、CPUをDual駆動で使用するためのジャンパを装備している。

 ただし、マザーボードの種類によっては起動時のBIOS画面でハングアップするなどの不具合が確認されているとのことで、残念ながらすべてのSlot 1マザーボードで使用できるわけではない。PowerLeapのWebサイトには動作可否の確認が取れたマザーボードのリストが掲載されているが、その数はまだ十分とは言えず、リストに載っていないマザーボードと組み合わせて使う場合は「実際にやってみないと分からない」という、かなりギャンブル性の高いものになってしまう。

 なおCPUのDual駆動に関しては、国内代理店のロンテックによれば、対応するのは「PPGA CeleronおよびFC-PGA Pentium III(Coppermineコア)のみ」となっているが、PowerLeapのWebサイトには最近になってTualatinコアのPentium III-SでのDual動作も確認できたという情報が追加されている。Dual構成での使用を考えている人は、こうした最新の情報もチェックしたおきたいところだ。

 かなりマニアックな仕様の「PL-iP3/T」だが、それだけにチャレンジしがいのあるパーツと言える。手持ちのSlot 1マザーボード環境でCPUのアップグレードをしたいという人には少なくとも見逃せないアイテムには違いない。実売価格は5,750円~5,980円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

□PL-iP3/T(PowerLeap/ロンテック)
http://www.powerleap.com/Products/iP3T.htm
http://www.lontec.co.jp/PL-pro/PL-iP3T.html

 (PowerLeap PL-iP3/T)

[撮影協力:OVERTOPDOS/Vパラダイス秋葉原2号店]


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