【 2001年12月8日号 】

VPX-64対応Apollo P4X266Aチップセット搭載マザーの展示開始

NUVIANUVIA
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 IntelのBステップ版i845チップセット搭載マザーボードが登場するの同時に、そのIntelと特許係争中にあるVIAの最新Pentium 4用チップセット「Apollo P4X266A」を搭載したサンプルマザーボードの展示も各店で始まっている。展示しているのはTSUKUMO eX.USER'S SIDE本店T-ZONE. PC DIY SHOP

 Apollo P4X266Aは、前モデルのApollo P4X266から主にメモリパフォーマンスの改善を図ったという、いわばマイナーバージョンアップ版チップセット。改善内容は異なるが、位置的にはBステップ版i845チップセットと同じものと考えていいだろう。展示されている製品はRIOWORKSのSocket 478マザーボード「NUVIA」。DDR SDRAM DIMMを4本も持ち、NEC製USB 2.0コントローラーを搭載するなど、なかなか豪華な仕様になっている。

 基板上に予備の空きパターンが目立ついかにもサンプル版といった感じのマザーボードだが、ひときわ目立つのが、AGP Proスロットの隣にある64bit PCIスロット用と見られる空きパターン。おそらく、VIAから6日(木)に発表されたコントローラチップ「VPX-64」を搭載することで、64bit PCIスロットの装備が可能になるものと思われる。ちなみにVPX-64は、Apollo P4X266Aチップセットなどと組み合わせて搭載することで、64bit PCIインターフェイスのサポートが可能になるというオプションコントローラチップ。この製品で「VPX-64」を搭載することになるのか、あるいは上位版の製品に搭載されるものなのかなど、詳しいことは不明だ。

 なお、サンプル展示を行なっているTSUKUMO eX.T-ZONE. PC DIY SHOPでは「NUVIA」は12月下旬発売予定としているが、日本法人のリオワークスが各ショップに向けて配布している資料によると、14日(金)にはNUVIAを搭載した自作PCキット「B-P4X266」を発売する予定があるとのこと。マザーボード単品が欲しいという人は下旬までお預けとなりそうだが、いちはやく手に入れたいのなら、来週登場予定の「B-P4X266」を購入するという手もある。

 DDR SDRAM対応Pentium 4用チップセットというジャンルにおいて、Bステップ版i845のライバルとなることは必至のApollo P4X266A。両者のパフォーマンスバトルはこの年末の注目を集めることになりそうだ。

□Apollo P4X266A(VIA Technologies)
http://www.viatech.com/en/apollo/P4X266a.jsp
□VPX-64(VIA Technologies)
http://www.via.com.tw/en/Digital%20Library/pr_vpx.jsp

 (RIOWORKS NUVIA)

[撮影協力:TSUKUMO eX.USER'S SIDE本店T-ZONE. PC DIY SHOP]


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