フロントパネルにアクリル板がはめ込まれたSCSI外付けケースサイズの小型自作PCキット「CF-7989」にまたまた新色モデルが登場した。これまでの無色透明と青半透明のモデルに加え、今週からは黄半透明と赤半透明のモデルが発売され、いくつかのショップではわかりやすく全4色を並べてディスプレイしている。色が違うだけで性能は変わらず、マザーボードにShuttle FV24を採用、チップセットはApollo PLE133、サウンドとLANとIEEE-1394をオンボード搭載している。なお、Tualatinコアには非対応なので要注意。キューブ系超小型PCを探しているのなら、色で選べる「CF-7989」がいい候補になるはずだ。実売価格は29,500円~32,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。 □CF-7989(http://www.keian.co.jp/new_pro/cf7989/cf7989.html) |
nForce 420搭載ASUS製マザーボード「A7N266」のフル機能バージョンが出回り始めた。この製品に関しては、先週から「A7N266/SE」という型番の製品と同時に、初期ロットの「A7N266」もすでに発売された実績があるが、これらはCPU加熱防止機能を持たないバージョンのものとされ、今週から出回り始めたものが、この機能を持ったフル機能バージョンということになる。その機能とは、ASUS独自のCPUの過熱防止機能C.O.P.Thermal Protectionのことで、「CPU温度が95℃を越えた際にPCを自動的にシャットダウンする」というもの。Athlon XPと組み合わせた場合に有効になるという。いわゆるAthlon XPの“焼き鳥”を作らないための安全機能というわけだ。Athlonシリーズの発熱の大きさに不安のある人や、確実な安全性を求める人なら、この機能を持ったバージョンを狙って手に入れるのがいいだろう。実売価格は22,800円~26,499円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。 □A7N266(http://www.asus.com.tw/mb/socketa/a7n266/overview.htm) |
先週、一部ショップで販売やデモが行われて注目を浴びたAMD-760MPXチップセット搭載Dual Socket Aマザーボードだが、今週に入って気になる動きが出てきた。というのも、今週から各ショップに入荷してくるはずだったTyanやASUS製の同チップセット搭載マザーボードが次々と入荷延期となり、その理由がチップセット自身の不具合によるものだというのだ。ASUSの代理店がショップ側に対して説明している内容によると、「SouthBridgeのAMD-768にバグがあり、USBの動作に問題があることが判明した。今後しばらくは、USB 2.0対応PCIカードをバンドルする形で出荷するかたちになる」という。複数メーカーから出荷が延期になったところをみると、確かにチップセット側の問題である可能性は高そうだ。AMD-760MPXを搭載したマザーボードを手に入れようとしていた人にとっては、なんともアンラッキーな話だが、しばらくは様子見するしかなさそうだ。 □A7M266-D(http://www.asus.com.tw/mb/socketa/a7m266-d/overview.htm) |
今週はPentium 4関連の話題ばかりだが、Athlon MPにも最新のモデルが登場している。Athlon XPに続いて、Athlon MPにも最上位モデルとして1900+が流通し始めたもので、バルク品として41,799円~44,800円で販売中だ(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。外観に特に変化はなく、コアのマーキングは「AMP1900DMS3C」となっている。実動作クロックは1.6GHzで、もちろんデュアルCPUでの運用を正式サポートしている。期待のAMD-760MPXチップセットを搭載した最新Dual Socket Aマザーボードの流通状況が思わしくないのが気がかりだが、それでもDual Athlonに対する評価は高く、早くも一部のショップでは在庫切れとなっているところもある。なお、Athlon XPに関しては茶から緑にパッケージが変わりつつあるが、今のところAthlon MPは今回の1900+でも茶のままでパッケージの色に変化はない。 □Athlon MP(http://www3pub.amd.com/japan/products/cpg/server/athlon/) |
予定より少し遅れたものの、RIOWORKSから予告どおりApollo P4X266Aチップセットを搭載したSocket 478マザーボード「NUVIA」を使った自作PCキットが発売になった。型番は「B-P4X266A」。FDD付きの350W電源搭載ミドルタワーケースとのセット商品で、実売価格は39,799円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。Apollo P4X266AはApollo P4X266の改良版という位置付けのもので、パフォーマンスが改善されているというのが特徴。また、オプションコントローラーのVPXとセットにすることで64bit PCIが使えるという特徴もある。「NUVIA」はApollo P4X266Aを搭載した初のマザーボードで、DDR SDRAM DIMMスロット4本を持ち、LANインターフェイスもオンボード搭載している。マザーボードの単体発売も今後予定されているが、これを待てないという人は、この自作PCキットを手に入れるしかない。 □B-P4X266A(http://www.rioworks.co.jp/products/b-p4x266a.html) |
CSKは21日(金)、T-ZONE.を運営するCSKエレクトロニクスの経営権を投資会社のヴィーナス・ファンドに売却すると発表した。ヴィーナス側の発表によると、今後は全国展開しているT-ZONE.の店舗を再編し、大手家電量販店と競合するパソコン販売からは撤退して、アキバのトレンドに合った小売事業に絞り込むなど、徹底的な変革を行う計画という。これ以上の具体的な内容は公式には表明されていないが、一部報道によると中核店舗以外は閉鎖する可能性もあるという。T-ZONE.と言えば、もともと昔から親しまれたアキバの老舗であり、半導体やパーツ販売などから始まった歴史あるマニア向けの店舗ブランド。大型化してからは経営悪化など紆余曲折はあったものの、これで原点回帰することになりそうだ。おそらくはT-ZONE. PC DIY SHOPなど、好調な自作PCパーツ関連の販売をより明確に主軸とする方向に動くものと見られる。自作PCユーザーにとっては、むしろより魅力的な専門性ある可能性もありそう。今後の動きに注目したいところだ。 □CSKエレクトロニクスの経営権移行(http://www.csk.co.jp/news/detail.asp?2001_175) |
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