手のひらサイズのDV?格安の動画対応小型デジカメ「Che-ez! Movi」発売
いわゆるトイデジカメというジャンルに入る製品で、カメラメーカーなどの製品が作るようなリアルな画質は期待できないものの、シンプルな操作と低価格さで以前からこのChe-ez!シリーズは人気がある。最近はこのジャンルも製品の性能向上が目覚しく、640×480のVGAで静止画記録できる程度のものなら、そこそこの画質で撮影可能で、しかも超小型サイズの格安デジカメが続々と発売されている。
「Che-ez! Movi」は、こうしたトイデジカメの中ではまた一歩先を行く性能を持つものとして登場した製品。記録メディアに差し替え可能なSmartMediaが利用でき、これに動画なら320×240ドットもしくは160×120ドットで撮影が可能(24フレーム/秒)、静止画なら800×600ドットのサイズで撮影できる。SmartMediaは128MBまで使えるため、最大で動画は320×240ドットで約10分、静止画なら最高画質で約250枚の撮影が可能だ。また、音声だけを記録するモードも持っている。
データの取り込みはUSB接続で行い、同梱のソフトを使うことで動画はAVI形式、音声はWAV形式、静止画はJPEGなどで記録される。NetMeetingなどのTV会議用カメラとしても使えるので、映像系の用途ではほとんど何にでも対応できるといっていいだろう。
また、もうひとつの魅力はそのスタイルにある。いかにもデジタルビデオカメラ風のデザインになっており、実際に4本指をストラップに通して本体を手で包み込むスタイルで操作する。電源が入ると、レンズの下にある赤いランプが本物のビデオカメラと同じように光ることもあって、撮影しているところを他人が見たら「なんて小さいビデオカメラなんだろう」と思うに違いない。電池は単4電池2本で、本体は100g程度と軽いのでカバンやポケットに突っ込んでも邪魔にはならない。
ファインダーは光学式のため、その場で撮影した画像を再生することはできないが、メモ代わりに持ち歩いたり、この時期ならクリスマスパーティーで使ったり、プレゼントに使うのもいいかも知れない。
実売価格は9,980円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。なお、動画データのサンプルなどは発売元がWeb上で公開しているので、画質などをチェックしたい人は、それを参考にするといいだろう。
□Che-ez! Movi(エヌエイチ・ジャパン・ホールディングス)
http://www.che-ez.com/movi/index.html
(NH JAPAN Che-ez!シリーズ) |
[撮影協力:テクノハウス東映]
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