8倍速DVD-ROMと書込みエラー防止機能対応の薄型コンボドライブが発売に

【 2002年1月19日号】

8倍速DVD-ROMと書込みエラー防止機能対応の薄型コンボドライブが発売に

　最大8倍速でのDVD-ROM読み込みと4倍速CD-R/RW記録が可能な薄型コンボドライブ「DW-28E」が登場した。メーカーはティアック。書き込みエラーを防止するための機能も備え、ノートPCなどに搭載可能な薄型ドライブとしては現時点で最強とも言えるスペックを誇る製品となっている。実売価格は23,800円～24,800円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。
　「DW-28E」はATAPI接続の内蔵型ドライブで、最大記録速度はCD-R/RW記録が8倍速、DVD-ROM読み出しが8倍速、CD-ROM読み出しが24倍速となっており、現行の薄型ドライブ製品としては、扱えるメディアの種類と記録速度の点において最高のスペックを備えている。また、薄型コンボドライブとしては初めてバッファアンダーラン防止機能のJustLinkを搭載しているのも大きな特徴といえる。薄型コンボドライブでは過去に東芝からSD-R2002という製品が出たこともあるが、これはDVD-ROM読み込み6倍速、CD-R/RW記録4倍速で、バッファアンダーラン防止機能は持っていなかった。
　ちなみに「DW-28E」の単体登場は今回が初めてだが、2001年末に発売されたティアックシステムクリエイトのUSB 2.0対応外付けポータブルドライブ「DW-285PU」の採用ドライブとして、実は一足先にすでにデビューを飾っている。それだけに、ノートPCや小型ケースの自作PCユーザーの中には、「DW-285PU」の発表当時から単体での「DW-28E」の登場を待ち望んでいた人も少なくないに違いない。
　一般的な5インチベイ内蔵タイプのコンボドライブ製品に比べればもちろん割高になるが、薄型ドライブながら高速性と多機能さを兼ね備えたこの「DW-28E」は貴重な存在と言える。スペック重視のノートPCや小型PCユーザーにとって魅力的な製品であることは間違いないだろう。
　なお、ドライブは黒ベゼルタイプ。また、書き込みソフトのB's Recorder GOLD for WindowsとB's CLiP for Windowsが付属している商品とそうでないものがあるので要注意。
□ティアック周辺機器事業部
http://www.teac.co.jp/dspd/indexj.html
□DW-285PU（ティアックシステムクリエイト）
http://www.tsc.teac.co.jp/prod/cdrw-dvd/dw285pu.html
http://www.tsc.teac.co.jp/release/dw285pu-news.html

　（TEAC DW-28E）

[撮影協力:高速電脳とBLESSストレージ館とコムサテライト3号店]

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