【 2002年1月26日号 】

単独コピー可能なDVD-ROMとCD-R/RWの外付けデュアルドライブ発売

LK-RV8185AZLK-RV8185AZ
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 DVD-ROMドライブとCD-R/RWドライブを1基ずつ備え、ユニット単体でCDメディアのバックアップも可能というユニークなUSB 1.1/IEEE-1394接続の外付けドライブユニット「LK-RV8185AZ」がPanasonicブランドの松下電器から発売となった。

 ユニット本体の右側にDVD-ROMドライブ、左側にCD-R/RWドライブと、2基のドライブが幅62mm×高さ164mm×奥行き213mmというスリムな筐体にコンパクトにまとめられているこの「LK-RV8185AZ」。DVD-ROMドライブ側に灰色の、CD-R/RWドライブ側に白色のカラーリングをそれぞれを施すことで、ユニット全体としてはツートンカラーを成すという、デザイン的にも凝った一面を見せている。

 搭載ドライブは両方ともスロットイン方式で、最大転送速度はDVD-ROMドライブが6倍速、CD-R/RWドライブがCD-R記録8倍速、CD-RW記録4倍速、CD-ROM読み出し12倍速と、こうした外付けタイプのドライブ製品としては標準レベルといったところだが、やはりこの製品の最大の特徴は、冒頭でも挙げたユニット本体が備えるバックアップ機能にあると言えるだろう。

 その機能とは、PCと接続していない状態でDVD-ROMドライブ側にオリジナルのCDメディアを、CD-R/RWドライブ側にCD-RやCD-RWといった記録メディアをそれぞれセットし、本体上部にある「バックアップ」ボタンを押せばCDメディアのバックアップが行なえるというもので、作業の進行状況は本体前面のLEDで確認できるようになっている。さらに、PCと接続中でも本体前面のスイッチを「スタンドアローン」側に切り換えることでPCと切り離すことができ、PCで別の作業をしながらバックアップ作業は「LK-RV8185AZ」に任せるといった使い方も可能だ。

 バックアップ時の記録速度は、最大8倍速の「VARIABLEモード」(音楽CDは最大4倍速)と、4倍速固定の「FIXモード」(音楽CDは2倍速固定)という2種類が用意されており、本体背面にあるスイッチで切り換えるようになっている。なお、本体のみで音楽CDをバックアップする際は、オーディオ用CD-R/RWメディアが必要となる点に注意が必要だ。

 また、製品にはドライバFD、ACアダプタ、取扱説明書などが同梱されているのみで、USBケーブルやIEEE-1394ケーブル、ライティングソフトは別途用意する必要がある点も要注意。推奨ソフトとしては、DVD-Video再生ソフトにサイバーリンクのPowerDVD XPが、ライティングソフトにアプリックスのWinCDR7.0がそれぞれ挙げられている。

 実売価格は46,800円~47,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)と若干値が張るが、ノートPCや拡張性に乏しい小型PCなどでデュアルドライブ構成を実現したいといった場合には最適の製品だろう。ユニット本体が備えるバックアップ機能も、1台のPCを有効的に利用できるという点から考えると魅力的な特徴と言えそうだ。

□LK-RV8185AZ(松下電器産業)
http://www.pcc.panasonic.co.jp/p3/products/drive/comb/lkrv8185az/
□オーディオ用CD-R/RW(オレンジフォーラム)
http://www.orangeforum.or.jp/j/audio/index.html

 (Panasonic LK-RV8185AZ)

[撮影協力:俺コンハウス]


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