ALADDiN-P4チップセットを搭載した初のSocket 478マザーがIwillから登場
第1弾はIwillの「P4DA」、ただしDDR333(PC2700)の対応明記はなし
【パッケージ】 | 【P4DA】 |
【新型SouthBridge】 | 【アルミ製名刺入れ】 |
【価格は約14,000円】 | 【新型Pentium 4用?】 |
2週間ほど前から複数ショップで入荷予告やサンプル品の展示が行なわれていたALADDiN-P4チップセット搭載のIwill製Socket 478マザーボード「P4DA」が販売スタートとなった。
ALADDiN-P4チップセット自体は2001年8月末に発表されているが、実際に搭載製品が店頭に登場したのは今回が初めて。実売価格は13,480円~15,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
●なぜかPC2700対応の明記なし
ALADDiN-P4チップセットは新型NorthBridgeのM1671に従来型SouthBridgeのM1535D+などを組み合わせた2チップ構成のチップセット。ALiとしては初のPentium 4用チップセットで、主な特徴としてはPC2700 DDR SDRAM(DDR333)やUltra ATA/133対応IDEインターフェイスをサポートしているといった点が挙げられる。また、旧型のSDR SDRAMに対応しているのも特徴のひとつと言えるだろう。
しかし、実際に搭載製品として今回登場した「P4DA」は、サンプル展示の際にも明らかになっていたとおり、対応メモリが「PC2100/1600 DDR SDRAM」のみとなっており、ALADDiN-P4チップセットのウリであるDDR333への対応については明記されていない。「P4DA」がDDR333に対応しない理由などがユーザーに対して明らかにされていないのが気がかりだが、とにかく現時点では仕様として割り切るしかなさそうだ。
●安価なDDR対応Pentium 4マザー
そのほかの仕様は、スロット数がAGP×1、PCI×5、DDR SDRAM対応DIMMスロット×3で、オンボードデバイスなどは装備せず、チップセット内蔵機能によるUltra ATA/133対応IDEインターフェイスを備えている点を除けばごく一般的なDDR SDRAM対応Pentium 4マザーボードといったところ。電源コネクタについては、通常の20ピンタイプのATX電源コネクタと4ピンのATX+12V電源コネクタを搭載している。なお、気になる機能としては、マニュアルに「将来発表される新しいCPUに関する設定を行うため」と明記された気になる未使用ジャンパ(JP8、JP9)がある。
DDR333に対応していないのは残念だが、その点にさえこだわらなければ純粋に安価なDDR SDRAM対応Pentium 4マザーボードとして見ることはできる。標準でUltra ATA/133に対応しているという特徴もあり、コストパフォーマンス重視のユーザーにとっては選択肢のひとつとなりそうだ。
なお、初期ロットに関してのみ、製品にはIwill特製のアルミ製名刺入れがついてくる。
□P4DA(Iwill)
http://japan.iwill.net/products/spec.asp?ModelName=P4DA
□ALADDiN-P4(Acer Laboratories)
http://www.ali.com.tw/eng/products/corelogic/aladdin-p4.htm
(Iwill P4DA) | |
[撮影協力:高速電脳とT-ZONE. PC DIY SHOP]
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