斜面のPCケースを採用したPentium 4対応小型自作PCキット「M.J」発売
一目見て「JAZZ」シリーズを彷彿させるフロントパネルデザインが印象的なこの「M.J」は、本体サイズが高さ260mm×幅212mm×奥行き310mmで、同社のキューブ型自作PCキット「Pandora」シリーズ(高さ225mm×幅225mm×奥行き225mm)より若干大きいといった程度の小型サイズとなっている。5インチベイ×2、3.5インチベイ×1、3.5インチシャドウベイ×1を備えるほか、フロントパネルにはUSB、サウンド入出力、IEEE-1394の各コネクタを持っているというあたりも「Pandora」シリーズと同様だ。
また、ケース背面の中心部に配置された排気ファンも特徴的だ。この排気ファンは、ケース内部では底面のCPUソケットに対してちょうど直角の位置に来るようになっており、小型ケースで発熱量の多いPentium 4を使用するということに対する配慮が伺える。
マザーボードには、Pentium 4用DDR SDRAM対応VGA機能統合型チップセットであるSiS650を搭載したShuttle製Socket 478マザーボードFS50を採用。FlexATXフォームファクタの基板上に、VGA出力、サウンド機能、S-Video出力、10Base-T/100Base-TX対応LAN、IEEE-1394インターフェイスなどを搭載しており、機能的にも充実している。
独特の高級感あふれる質感や“傾斜デザイン”はもちろんのこと、「Pandora」シリーズに近いコンパクトさを持ちながらPentium 4に対応しているという点もかなり魅力的と言える「M.J」。確かに値段は張るが、それ相応のクオリティを持つ製品に仕上がっている。Pentium 4対応小型自作PCキットというカテゴリにおいて、注目の製品となることは間違いなさそうだ。
□M.J(ソルダム)
http://www3.soldam.co.jp/barebone/mj/lineup.html
□FS50(Shuttle)
http://www.spacewalker.com/english/mcs_detail_info.asp?number=175
(星野金属 M.J) |
[撮影協力:ツクモパソコン本店II]
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