【 2002年3月23日号 】

斜面のPCケースを採用したPentium 4対応小型自作PCキット「M.J」発売

M.JM.J
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 傾斜が付けられたフロントパネルが印象的だった星野金属のアルミ製PCケース「JAZZ」シリーズを覚えている人も多いと思うが、その“傾斜デザイン”を踏襲しつつ本体を小型化し、かつPentium 4に対応したというアルミ製小型自作PCキット「M.J」がら発売になっている。実売価格は、M100 WPM(パールホワイトマイカ)が51,799円~51,800円、M130 B(ブラック)とN140 S(シルバー)が49,799円~49,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 一目見て「JAZZ」シリーズを彷彿させるフロントパネルデザインが印象的なこの「M.J」は、本体サイズが高さ260mm×幅212mm×奥行き310mmで、同社のキューブ型自作PCキット「Pandora」シリーズ(高さ225mm×幅225mm×奥行き225mm)より若干大きいといった程度の小型サイズとなっている。5インチベイ×2、3.5インチベイ×1、3.5インチシャドウベイ×1を備えるほか、フロントパネルにはUSB、サウンド入出力、IEEE-1394の各コネクタを持っているというあたりも「Pandora」シリーズと同様だ。

 また、ケース背面の中心部に配置された排気ファンも特徴的だ。この排気ファンは、ケース内部では底面のCPUソケットに対してちょうど直角の位置に来るようになっており、小型ケースで発熱量の多いPentium 4を使用するということに対する配慮が伺える。

 マザーボードには、Pentium 4用DDR SDRAM対応VGA機能統合型チップセットであるSiS650を搭載したShuttle製Socket 478マザーボードFS50を採用。FlexATXフォームファクタの基板上に、VGA出力、サウンド機能、S-Video出力、10Base-T/100Base-TX対応LAN、IEEE-1394インターフェイスなどを搭載しており、機能的にも充実している。

 独特の高級感あふれる質感や“傾斜デザイン”はもちろんのこと、「Pandora」シリーズに近いコンパクトさを持ちながらPentium 4に対応しているという点もかなり魅力的と言える「M.J」。確かに値段は張るが、それ相応のクオリティを持つ製品に仕上がっている。Pentium 4対応小型自作PCキットというカテゴリにおいて、注目の製品となることは間違いなさそうだ。

□M.J(ソルダム)
http://www3.soldam.co.jp/barebone/mj/lineup.html
□FS50(Shuttle)
http://www.spacewalker.com/english/mcs_detail_info.asp?number=175

 (星野金属 M.J)

[撮影協力:ツクモパソコン本店II]


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