2月上旬に登場した星野金属のPentium 4対応自作PCキット「Paradox」で採用されていたmicroATXタワー型のアルミ製PCケースが「MT-PRO770 MicroMASTER」として単体で発売された。実売価格は33,799円~33,800円で(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)、電源はPentium 4対応電源ユニットの「WiNDy Varius350」を搭載している。「Paradox」はコンパクトさではキューブ系自作PCキットに一歩譲るものの、microATXタワーながら5インチ×2、3.5インチ×2、3.5インチシャドウ×4とドライブベイを豊富に備え、さらにファンの動作音を考慮してケース底面に吸気ファンを装備するといった“小技”を利かすなど、PCケース自体のポテンシャルはかなり高いものを持っている。microATXファームファクタ対応ということで汎用性が高くマザーボードの選択の幅が広い点も、パーツはすべて自分で揃えたいという自作ユーザーには嬉しいところだ。なお、今回の製品発売にともない1999年に登場し「Betty」の愛称でも知られたアルミ製microATXケース「MT-PRO700」は販売終了となっている。 □MT-PRO770 MicroMASTER(http://www3.soldam.co.jp/case/770/) |
小型マザーボードを製品に持つことでも知られるFREETECHから、近々キューブ系のアルミ製小型PCケースが登場することになりそうだ。本体サイズが200mm×200mm×295mmという直方体の「Q-BOX」という製品で、高速電脳とぷらっとホームでサンプル展示が始まっている。高速電脳での予価は19,800円。フロントパネルに透明のアクリル板を備えるなど“キューブ系市場”を意識した製品になっており、サイズは異なるもののそのデザインと前面に5インチベイ×2、3.5インチベイ×1を備えるといったベイの構成や、見た目のデザインは星野金属の「Pandora」シリーズそっくり。また、高速電脳によれば「Q-BOX」のほか、このPCケースを採用した自作PCキットの販売予定もあるとのことで、i815EGチップセット搭載Socket 370マザーボードのP6F135(Tualatin対応)を採用した「Q-BOX ES」(同店の予価は39,800円)と、ProSavage PL133搭載Socket 370マザーボードのP6F209採用モデル「Q-BOX BS」(同34,800円)の2製品についても入荷予告が出されている。なお、同店での入荷予定時期は3製品ともに4月5日(金)という。小型マザーボードで小型PCに関するノウハウを持っているFREETECHが開発するだけに、期待の持てる製品と言えそうだ。 □Q-BOX(http://www.free-tech.jp/qbox.htm) |
オレンジとブルーのPentium 4カラーにペイントされたド派手なPCケースと“総Intel製パーツ”を採用したという自作PCキットが高速電脳で展示スタート、近日発売される予定となっている。実はこの自作PCキット、本誌でもおなじみのオンラインショッピングモール「AKIBA PC eArena」の期間限定企画「eArena DIY KIT Gallery」と連動した製品なのだ。製品コンセプトは「ケースから中身のパーツまですべてIntelにこだわる」というもので、見た目のデザインはもちろんのこと、当然CPUにはPentium 4を、マザーボードにもIntel製Socket 478マザーボードのD845Gをそれぞれ採用している。この製品については、同店の店頭でサンプル展示されるほか、29日(金)からAKIBA PC eArena上で販売が行なわれるので、興味のある向きはAKIBA PC eArenaをこまめにチェックしてみてほしい。 □AKIBA PC eArena(http://impress.earena.co.jp/) |
静音仕様でかつPCの電源オン/シャットダウンに連動するサービスコンセントを備えるというTOPOWER製420W ATX電源ユニット「TOP-420P4P2FAC」が発売となった。実売価格は16,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。最近は連動式のサービスコンセントを備えた電源ユニットを見かけることが少なくなったが、中でもこの「TOP-420P4P2FAC」は連動式サービスコンセントに加え、温度を感知してファン回転数を800rpm~2,500rpmに自動制御する静音仕様の冷却ファンを2基装備するという特徴も持っており、かなり希少な存在と言える。さらに、電源切断時にDCカットシグナルを送ることでOSを強制終了したのと同じような状況になるのを防いでいるとのことで、電源ユニット自体の安心感も高い。また、電源容量が比較的大容量なので、複数台のHDDを搭載した外付けRAIDユニットの電源スイッチを連動させるといった使い方もよいかもしれない。価格は少々高めだが、多機能さと420Wという電源容量から考えればそれも納得と言えるだろう。 □TOP-420P4P2FAC(http://www.taoenter.co.jp/product/TOP370_420P4P2FAC.html) |
ベース素材からキートップまですべてが金属製という非常にユニークな英語版のキーボードがUSER'S SIDE本店で展示されている。パッと見では単なるコンパクトサイズキーボードのようにも見えるが、鈍い輝きを放つシルバーの本体を実際に手に持つとかなりの重量感と金属独特のひんやりとした感触が伝わり、素材が金属であることがすぐに分かる。このキーボードはHDD静音化マウンタの「Smart Drive」などの製品で知られるグロウアップ・ジャパンが特注した“コンセプトモデル”とのことで、現在のところ製品化の予定はまだないという。また、試作段階のためなのかファンクションキーや使用頻度の高い「Ctrl」「Delete」などのキーを装備していなかったりするなど不完全な部分も見られるが、これらについては「ユーザーの反応を見て(場合によっては改良して)製品化するかもしれない」とのことなので、この手のキーボード製品に興味があるという人はもちろん珍しいモノには目がないという人なども含めて、一度実物を見てみたり感触を確かめてみてはどうだろうか。 □グロウアップ・ジャパン(http://www.gup.co.jp/) |
2001年8月に近日デビュー予定と紹介して以来音沙汰のなかったユニークな“魚の骨”型トラックボール「FISH BONE」(Fish Type Trackball Mouse CG-FB01)が、今週になって突然アキバの複数ショップに出回り始めた。トラックボール全体が魚の骨の形をしており、“目玉”の部分にマウスの左ボタンの機能も持つボールを、“口”の部分に右ボタンをそれぞれ備えるという明らかにウケ狙いの製品だが、そうしたモノだけにこの手のアイテムのコレクターにとっては待ちに待った販売スタートといったところだろう。実用度という点では見るべき部分は少ないが(もちろんポインティングデバイスとしては立派に機能する)ユニークさではピカイチの製品であることは間違いない。実売価格も1,905円~1,980円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)と安いので、コレクターズアイテムとして、あるいは話のネタとしてとりあえず買っておくというのも悪くないだろう。 □Fish Type Trackball Mouse(http://www.cgcl.com.tw/product/mouse/cgfb01/cgfb01.asp) |
春一番が吹いて桜も満開というわけで、すっかり世間は春の様相だが、この季節変わりの影響でアキバではちょっとした珍事が起こった。事件が起きたのはLAOX THE DIGITAL館。ここにはWindows XPの発売以来、ずっとビルを覆い尽くすかのようにして、Windows XPをイメージした巨大広告幕が取り付けられていたが、なんと21日(木)におこった強風で、その一部が破れてしまい、その当日は消防車が出動する騒ぎにまで発展した。22日(金)の時点では、ビルには引きちぎられた幕とおぼしき部分がかすかに残っているだけで、基本的に広告幕はすべて撤去されている。まさにアキバの春の珍事というわけだが、しかし同店付近はもともと交通量の多い道路と面しているだけに、実は安全上は笑えない話でもある。 |
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