未発表のi845G/i845GLチップセット搭載マザーのサンプル展示スタート
同様の製品では、ぷらっとホームで1月下旬にIntel 845Gと思しきチップセットを搭載したLITE-ON製「NR120」が展示された実績があるものの、一般に未発表のIntel製チップセットを搭載したマザーボードがショップ店頭で展示されるというのは珍しいケースといえる。
CeBIT 2002やIntel Developer Forum Spring 2002などといった海外のイベントで明らかにされている両チップセットの主な特徴は、NorthBridgeにあたるMCHにVGA機能を内蔵しているほか、SouthBridgeにあたるICHにUSB 2.0コントローラを内蔵したICH4を採用している点などで、対応CPUはi845Gが533MHz版Pentium 4、i845GLが現行の400MHz版Pentium 4とされている。
今回実際に展示された両製品は、MCHチップ上にはヒートシンクが取り付けられているため直に目にすることはできないが、ICHチップは剥き出しの状態となっており、新型のICH4と思われる「FW82801DB」という型番がマーキングされているのが確認できる。正式発表前ということなのか、その型番の上には「SECRET」の文字も記されている。
また、両製品ともVGA出力コネクタ、4基のUSBポート、LANコネクタなどを装備するというなかなか多機能なマザーボードとなっているが、気になるのは外箱に貼られているシールに書かれた「ATA66」の文字。現行のICH2はUltra ATA/100インターフェイスをサポートしており、それより新型となるICH4がUltra ATA/66までしかサポートしないということは考えにくく、単なるプリントミスか何かだと思われるが気になる記述ではある。
533MHz版Pentium 4対応チップセットとしては、折りしも今週SiS645DXが先行デビューを飾っているものの、今回展示されたi845G/i845GLチップセットを搭載した「P4B533-VM」「P4BGL-VM」の両製品も、Intel純正チップセットによるマザーボードということもあり多くの注目を集める存在となることは間違いなさそうだ。
なお、この展示は10日(水)から行われていたが、残念ながら12日(金)の時点で終了となった。
□ASUSTeK Computer
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【2002年1月26日】USB 2.0対応の統合型Pentium 4用チップセット展示、Brookdale-G?
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20020126/brookdaleg.html
(ASUS P4Bシリーズ) |
[撮影協力:フェイス秋葉原本店]
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