【 2002年4月13日号 】

カーボンファイバー柄採用の小型Pentium 4対応自作PCキットが発売に

PhoenixPhoenix
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 最近はキューブ系以外の小型自作PCキットにも力を入れている星野金属から、今度はFlexATX対応のミニタワーケースを採用したというアルミ製自作PCキット「Phoenix」が登場した。実売価格は本体カラーがブラックの「P500 B」が49,800円、ホワイトパールマイカの「P510 WPM」が51,800円、シルバーメタリックの「P500 SM」が51,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 同社のミニタワーケース採用自作PCキットというと、2月上旬に発売されたmicroATXタワー型のPentium 4対応自作PCキット「Paradox」(高さ350mm×幅190mm×奥行き382mm)が思い出されるが、今回登場した「Phoenix」はそれよりもさらにコンパクトな高さ299mm×幅179mm×奥行き349mmというFlexATXタワーを採用したPentium 4対応自作PCキットだ。

 「Phoenix」の特徴は、コンパクトな筐体はもちろんだが、同社が“業界初”をうたうカーボンファイバー柄フロントパネルもそのひとつ。あくまで柄だけで、素材までカーボンファイバーというわけではないが、これまでPCケースでは見られなかったデザインだけにかなり目を引く存在となっている。ただし、白色ではカーボンファイバー柄が表現しにくかったということなのか、ホワイトパールマイカモデルの「P500WPM」でもフロントパネルだけは黒色になっており、この辺は好みが分かれるところかもしれない。とはいえ、白い本体に黒のフロントパネルという組み合わせもなかなか個性的なデザインではある。

 そのほかの仕様は、ドライブベイ数が5インチ×1、3.5インチ×1、3.5インチシャドウ×2で、採用マザーボードがVGA出力、サウンド、10Base-T/100Base-TX対応LANなどの機能を備えたASUS製のSiS650チップセット搭載Socket 478マザーボード「P4S333-VF」、電源ユニットがEnhance製「ENP-2120D」(200W)などとなっている。前面からアクセスできるUSB、MIC入力、ステレオサウンド出力、IEEE-1394の各コネクタをフロントパネル下部に備えるのは「Paradox」と同様だ。

 また、ケースファンは「Paradox」と同様に本体底面と背面に1基ずつ備え、吸気ファンの動作音を前面から漏れにくくしていると同時に、底面から背面へと気流を作ることで効率のよい冷却が行なえるようにもなっている。発熱量の多いWillametteコアのPentium 4でも安心といえるだろう。

 カーボンファイバー柄のフロントパネルを採用するといった奇抜なデザインもさることながら、「Paradox」のノウハウを活かしてさらにコンパクトさを突き詰めたという印象のあるこの「Phoenix」は、小型のPentium 4対応PCキットという点でも注目に値する製品といえそうだ。

□Phoenix(ソルダム)
http://www3.soldam.co.jp/barebone/phoenix/lineup.html
□関連記事
【2002年2月9日】星野金属からmicroATXのPentium 4対応自作PCキット「Paradox」が発売に
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20020209/etc_paradox.html

 (星野金属 Phoenix)

[撮影協力:T-ZONE. PC DIY SHOPフェイス秋葉原本店]


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