【 2002年4月20日号 】

2.5インチシャドウベイと実用的構造を併せ持つ小型PCケースが登場

CK-1007PowerMate
CK-1007PowerMate
CK-1007PowerMate

 小柄な筐体ながら独自構造によりドライブ機器の取り付けが行ないやすく、珍しく2.5インチのシャドウベイまで持つというPentium 4対応電源ユニット搭載のmicroATX対応PCケースがCasetekから登場した。製品は本体/フロントパネルの色がホワイト/ゴールドの「CK-1007CG」とブラック/シルバーの「CK-1007SV」の2モデルで、実売価格は9,280円~9,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 高さ354mm×幅135mm×奥行き370mmというサイズの筐体に、本体前面に3.5インチと5インチのオープンベイをそれぞれ1基ずつ備えるこれら両モデルは、フロントパネルの独特なデザインは別としてケースそのものは標準的なmicroATX対応ケースのように見える。しかしケース内部に目を移すと、3.5インチシャドウベイを1つ持つほか、こうした製品では珍しい2.5インチシャドウベイを2つ備えるという特徴を持っている。

 さらに、5インチオープンベイと2.5インチシャドウベイはカートリッジとして一体化していて、カートリッジをそっくりケース本体から取り外すことが可能になっているので、ドライブ機器の取り付け作業がケースの外で行なえるという特徴もある。3.5インチシャドウベイもドアのように水平方向に引き出せるようになっており、こちらも取り付け作業が行ないやすくなっている。ケース内部での取り付け作業で手を切ったりしてケガをしたことがあるという人には要注目の特徴といえるだろう。

 そのほか、3.5インチオープンベイを塞ぐ形となるカバーが付属しているのも特徴のひとつ。FDDなどは搭載しないという人は、このカバーを取り付けておけば見た目もスッキリ、というわけだ。

 両モデルとも、搭載する電源ユニットはSeventeam製Pentium 4対応SFX電源ユニットの「ST-201MQ」。電源容量は200WとSFX電源ユニットとしては標準クラスではあるものの、このサイズのPCケースとしては必要十分といったところだ。

 ドライブ機器の取り付けやすさを考慮したドライブベイ構造が秀逸といえる「CK-1007CG」と「CK-1007SV」は、microATXケースの購入を考えているという人は検討の価値アリといってよいだろう。また、手元に余らせている2.5インチHDDを活用してPCを1台自作してみたいという人にも最適の製品といえそうだ。

□Casetek International
http://www.casetek.com.tw/

 (Casetek CK-1007)

[撮影協力:高速電脳ツクモParts王国]


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