【 2002年4月27日号 】

Corsair製のPC3000 DDR SDRAMが発売、185MHz×2=370MHzで動作

XMS3000XMS3000

 一部ショップが予告していたとおり、オーバークロック用アイテムとして“自称”PC3000 DDR SDRAM DIMMがアキバに出回り始めた。このDIMMは規格上最速であるPC2700 DDR SDRAM DIMMの333MHz(166MHzのDDR)を上回る370MHz(185MHzのDDR)での動作を保証するというメモリモジュールメーカー独自保証の製品だ。

 販売が始まったのはCorsair Memory製PC3000 DDR SDRAM DIMMの「CMX256A-3000C2(XMS3000)」で、容量は256MB。標準で黒いヒートスプレッダがつけられている外観が印象的で、一見するとRIMMのようにも見える。実売価格は19,799円~21,999円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 規格外の速度を保証する高性能メモリということで、一体どこのメーカーのメモリチップを搭載しているのかが気になるところだが、残念ながら、このヒートスプレッダのために、外からはチップのマーキングなどを直接確認することはできない。おそらくはPC2700 DDR SDRAM DIMMに用いられるDDR333メモリチップの中から性能マージンの高い選別品を抽出して搭載しているものと見られる。

 以前よりも随分と沈静化したようにも思えるオーバークロックのブームだが、このところPentium 4 1.6A GHzを利用したオーバークロックの注目度があがっていることや、近々販売が始まると見られるFSB 533MHz対応の新型Pentium 4の存在もあって、こうしたオーバークロック用アイテムにまた人気が集まる可能性もありそうだ。

 なお、発売後の評判しだいではどうなるかはわからないが、今回の製品は今のところスポットでの一時流通で終了する予定とのことなので、使ってみたいという人は早めに入手しておいたほうがいいかもしれない。

□CMX256A-3000C2(Corsair Memory)
http://www.corsairmemory.com/main/PR_cmx256a-3000.html
□関連記事
【2002年4月20日】370MHz動作の自称PC3000 DDR SDRAMが近日入荷、デモを実施中
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20020420/etc_pc3000.html

 (DDR SDRAM)

[撮影協力:高速電脳]


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