CX23881は、ソフトウェアエンコードタイプのキャプチャカードでは一般的な同社 FUSION 878Aの強化版。内蔵ADコンバータが1ピクセル8bitから1ピクセル10bitに強化されたほか、Y/C分離機能の強化などが図られている。

　GV-VCP3/PCIはこのCX23881を搭載したビデオキャプチャカード。通常のPCIスロットのほか、付属ブラケットを併用することでLowProfile PCIスロットにも対応している。入力コネクタはコンポジットビデオ×2とSビデオ×1。

　付属ソフトはアイ・オー・データオリジナルのビデオキャプチャソフト I-O DATA VideoRecorderやビデオ編集ソフトのUlead VideoStudio 5 SE、DVDオーサリング/ライティングソフトのUlead DVD MovieWriter SEなど。

　FUSION 878A以外のビデオキャプチャチップを搭載したソフトウェアエンコードビデオキャプチャカードとしてはエスケイネット MonsterTV(TVチューナー一体型/Philips SAA7134(9bit))などが発売されている。

□CX23880/1(CONEXANT)
http://www.conexant.com/products/prodparts.jsp?id=720

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【2001年9月29日】高画質エンコーダー搭載のTVチューナー付きキャプチャ「MonsterTV」発売
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20010929/etc_monstertv.html

[撮影協力:TSUKUMO eX.とツクモパソコン本店]

　基本仕様は従来どおりで、搭載エンコードチップはGlobeSpan iTVC15。対応解像度/ビットレートは最大720×480ドット/1～12Mbps(MPEG-2)など。単体での音声入力機能も備えており、TVチューナーは国内のステレオ放送にも対応している。

　付属ソフトはiEPG対応機能やタイムシフト再生機能を備えたTV視聴ソフト PixeStationTVと、Video CDやビデオレコーディング規格にそったフォーマットでの出力が可能なビデオ編集ソフト PixeDV/EX for PCIの2種類。ビデオレコーディング規格に関してはDVD-RAM/Rドライブを使って直接メディアに記録することも可能。

□関連記事
【2001年11月23日】PIX-MPTV/P1W
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20011123/ni_i_tv.html#pix
【4月18日】ピクセラ、チューナを変更したビデオキャプチャカード「PIX-MPTV/P1W_Rev.B」 (AV Wtach)
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20020418/pixela.htm

[撮影協力:ツクモParts王国とクレバリー1号店とTSUKUMO eX.]

　HDDの接続インターフェイスは同社独自のi・CONNECT。標準添付されている40GBまたは80GBのi・CONNECT接続HDDのほか、別売のi・CONNECT対応HDDを接続することが可能。なお、これらのHDDは「PCでも利用可能」として販売されているHDDだが、PCとは利用フォーマットが異なるため、既に販売されているUSB 2.0 -i・CONNECTアダプタなどを使ってデータをやりとりすることはできない。

　録画予約は付属のリモコンを使ってTV画面上で行なう方法と、PCを使ってUSB経由で指定する方法、待機させたPCを経由して携帯電話から指定する方法の3種類がサポートされており、PCから指定する場合はiEPGも利用可能。また、このUSBインターフェイスを利用したMPEG-2データの転送にも対応している。

　録画フォーマットはMPEG-2で、記録モードはHQモード(12Mbps)、SPモード(6Mbps)、LPモード(3Mbps)の3種類。TVチューナーはステレオ対応で、3系統のAV入力コネクタも用意されている。

[撮影協力:TSUKUMO eX.]