Pentium 4対応でAGPスロットも持つキューブ系自作PCキット「KCF-S868」シリーズに新色モデルが登場した。先週登場したシリーズ第1弾モデルはフロントパネルがブラックだったが、新たにミラー(鏡面)のモデル「KCF-S868-MS」と、シルバーのモデル「KCF-S868」が発売になっている。フロンパネルの色が違うだけで、内部のハードウェア的なスペックはまったく一緒で、もちろん特徴的なデザインである天板上のアーチ状ハンドルも健在だ。今週は、同一仕様でフロントパネルがホワイトの製品「RCB-1000」もRIOWORKSから発売になっており、ブランド名に違いはあれど、ブラック、ミラー、シルバー、ホワイトの4種類の色がこれで選択可能になったことになる。実売価格は49,580円~51,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。特にキューブ系PCケースの場合は見た目の印象も評価基準として大きな要素を占めるため、Pentium 4対応キューブ系自作PCキットの購入を検討していする人にとっては朗報だろう。 □KCF-S868(http://www.keian.co.jp/new_pro/kcfs868/kcfs868.html) |
サッカーの日韓共催ワールドカップを記念してということなのか、マザーボードメーカーのASUSがちょっと変わったマザーボードの特別キャンペーンモデルを発売した。ThoroughbredコアAthlon XPのサポートをうたうSiS745チップセット搭載Socket Aマザーボード「A7S333」をベースに、GeForce2 MX440搭載ビデオカード「V7100Pro」と小さなサッカーボールを特別に同梱した製品で、これは日本と韓国だけの限定キャンペーン品なのだという。スペック的にはマザーボードもビデオカードも既存製品のとおりで特別変わっているところはなく、緑色で手のひらサイズのサッカーボールにも特別な価値を見出すのは難しいところだが、この連休中にAthlon XPなどでPCを組み立てようと考えている人には、手軽なセット製品と言えるのかもしれない。実売価格は18,300円~18,858円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。 □バンドルキャンペーン(http://www.asus.co.jp/inside/bundle_promotion.htm) |
CD-Rドライブの複数台同時書き込みを保証するという、ちょっと変わったIDE-IEEE-1394変換アダプタが発売になった。発売元はCD-R書き込みソフトのDiscJugglerなどで知られるランドポートで、このアダプタを取り付けたATAPI接続のCD-Rドライブ4台に対して、DiscJuggler Por(4CD版)を使って24倍速で同時にデータを書き込みことができるのを同社自身が確認したという。アダプタ自身はドライブ背面のIDEコネクタに直接取り付ける小さな基板で、基板上にはIDEコネクタと6ピンのIEEE-1394コネクタ×2がついており、ヘッダピン経由の4ピン電源コネクタもついている。これを各ドライブの背面にとりつけ、デイジーチェーンでつなぐことで、IEEE-1394の1ポートからCD-RドライブなどのATAPI接続デバイスが複数台接続できる。複数台のCD-Rドライブで同時にデータを書き込む環境を作る方法そのものはほかにもいろいろあるだろうが、CD-R書き込みソフトの出荷元自身が動作検証を行っている環境が構築できるという点では、この製品に特別な意味があると言えそうだ。実売価格は6,980円~6,999円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。なお、アダプタの製造元はIOI Technologyで、仕様と照らし合わせると、「IOI-FW142AiV」という製品のOEM品と見られる。 □ランドポート(http://www.landport.co.jp/) |
Jetwayが自社製のRADEON搭載ビデオカードをATI純正品にそっくりな箱パッケージに入れて発売し、いろいろな意味で注目を集めたことはまだ記憶に新しいところだが、今度はこれに続けとばかりにPOWERCOLORブランドのCP Technologyからも似たようなパターンの製品が登場した。その製品は「RV2SL-TV-64LP」という型番のLowProfileにも対応したRADEON 7500搭載ビデオカード(メモリ64MB)で、これも箱パッケージのデザインがATI純正品にそっくり。箱のサイズはやや小さめだが、黒と赤のグラデーションを基調とした背景にCGイラスト調の大きなオブジェクトが中心に描かれている表面のデザインが同じであるほか、メモリスペックの表記デザインやATIロゴの位置までよく似せて作られている。もちろん、小さいながらPOWERCOLORブランドのロゴもあり、細部まで見れば違うことはわかるのだが、店頭で一見しただけではATI純正品と勘違いしてしまいそうだ。また、カード自身にもチップ用クーラーのファンに大きくATIロゴがあり、この点も紛らわしいといえば紛らわしい。これも競争激化の末の珍事なのだろうか。実売価格は11,799円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。 □CP Technology(http://www.powercolor.com.tw/) |
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