【 2002年5月4日号 】

PC3000に続いてPC3200 DDR SDRAM登場、256MBと512MBの2製品

PC3200PC3200
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 370MHz(185MHzのDDR)で動作するという自称PC3000 DDR SDRAM DIMMに続いて、今度は400MHz(200MHzのDDR)での動作を保証するという自称PC3200 DDR SDRAM DIMMが登場した。出回り始めたのは、Corsair Memory製の「CMX512-3200(XMS3200)」という512MBの製品と、OCZ Technology製の「DDR256-PC3200-2.5」という256MBの製品だ。

 「CMX512-3200(XMS3200)」は先週発売になったPC3000 DDR SDRAM DIMMの「CMX256A-3000C2(XMS3000)」と外観は同じで、一般的な緑色DIMM基板に黒いスヒートスプレッダが覆いかぶさったかたちになっている。例によってヒートスプレッダでメモリチップは直接目視では確認できず、どのメーカーのどんな型番のメモリチップを搭載しているのかは店頭ではわからない。両製品の違いを識別するにはヒートスプレッダ上に貼られているシールに記された型番を見るしかないので、この点は購入した後の管理を含めて要注意だ。

 「DDR256-PC3200-2.5」もヒートスプレッダがついているという点では同じだが、こちらは鈍い光を放つ銅製である点が外観上の大きな特徴となっている。メモリチップはやはり店頭で直接確認することはできないが、販売中のTWO-TOP秋葉原2号店ではHynix製のものだと告知している。なお、OCZ Technologyの製品に関しては、同時にPC3000 DDR SDRAM DIMMの256MB製品「DDR256-PC3000-2.5」も同時に出回りはじめている。

 DDR SDRAM DIMMは規格上、PC2700の333MHz(166MHzのDDR)が最速のはずだが、それよりも20%近く速い“自称”PC3200の製品が2製品も同時に出ることになり、とにかくメモリのスピードをあげてPCのパフォーマンスアップを図りたいという人には朗報だ。

 ただし、それなりに高価なので、リスクを含めたコストパフォーマンスについて納得できる人のみが手をだすべき製品だろう。実売価格は「CMX512-3200(XMS3200)」が57,777円~68,300円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)、「DDR256-PC3200-2.5」が19,800円~21,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

□CMX512-3200(Corsair Memory)
http://www.corsairmicro.com/main/PR_cmx512-3200.html
□PC-3200(OCZ Technology)
http://www.ocztech.com/products/memory/ddr/pc3200/
□関連記事
【2002年4月27日】Corsair製のPC3000 DDR SDRAMが発売、185MHz×2=370MHzで動作
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20020427/etc_pc3000.html

 (DDR SDRAM)

[撮影協力:PC-Successコムサテライト3号店TWO-TOP秋葉原2号店]


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