【 2002年5月4日号 】

GeForce4 Tiシリーズ最安のGeForce4 Ti4200搭載ビデオカードがデビュー

GeForce4 Ti4200GeForce4 Ti4200
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 GeForce4 Tiシリーズの中では最下位にあたるGeForce4 Ti4200を搭載したビデオカードがアキバに出回り始めた。製品はPROLINK製とGAINWARD製の計3モデル。64MBのDDRメモリを搭載したPROLINKの「PixelView GeForce4 Ti4200(MVGA-NVG25GA)」はDVI出力ありとなしの2モデルがあり、実売価格22,800円~24,999円で販売中(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。ASKセレクトブランドから発売された、128MBのDDRメモリを搭載したGAINWARDの「ASGW-Ti4200VIVO-A128D」は実売価格29,800円で販売中だ(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 GeForce4 Ti4200はnfiniteFX IIエンジンを搭載するGeForce4 Tiシリーズの最下位に位置するローエンドモデルだが、発表時点では仕様が確定しておらず、ビデオカードメーカーも発表直前までその存在を知らなかったという、ちょっと変わった経緯のあることでも有名。アキバでもGeForce4 Tiシリーズの製品に関しては、GeForce Ti4600とGeForce4 Ti4400を搭載したビデオカードが3月に入ってから続々と発売されているものの、GeForce4 Ti4200に関しては5月に入ってようやく登場というかたちになった。

 製品の箱パッケージにあるスペック表とNVIDIAの資料とあわせると、GeForce4 Ti4200のスペックは次のようになる。コアクロックが250MHz、メモリクロックが最大250MHz、メモリ帯域幅が最大8GB/sなどで、描画性能はフィルレートが40億AA Samples/s、演算能力は1兆300億ops(operations per second)などとなる。ただし、メモリの仕様に関してはビデオカード側に設計の幅があるようで、PROLINKの製品では、今回の64MBメモリ搭載モデルがメモリクロック250MHzの8GB/s帯域幅となっているものの、128MBメモリ搭載モデルではメモリクロック222MHzの7.1GB/s帯域幅となっている。

 こうしたバラつきが当然のようにあるのだとすると、今後出てくるGeForce4 Ti4200搭載ビデオカードに関しては、デビューする都度、スペックをチェックしておく必要がありそうだ。なお、GAINWARDの製品は特に仕様は明記されていないものの、メモリチップ自体は250MHz対応品であることが確認されている(実際の動作クロックは不明)。

 スペックの幅に関してはやや気になるところだが、nfiniteFX IIエンジンを搭載した最新アーキテクチャのGeForce4 Tiシリーズを手に入れたいのならば、もっともこれが廉価な製品ということで人気を呼びそうだ。

□PixelView GeForce4 Ti4200(Prolink Microsystems)
http://www.prolink.com.tw/new_web/products/vga/g4/GeForce4%20ti%204200.htm
□ASKセレクト
http://www.ask-corp.co.jp/
□GeForce4 Ti(NVIDIA)
http://www.nvidia.com/view.asp?PAGE=geforce4ti

 (PROLINK PixelView GeForce4 Ti4200)

[撮影協力:高速電脳エルプラザLAN/PLAZAクレバリー1号店T-ZONE. PC DIY SHOP]


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