プレクスター初のCD-R/RW＋DVD-ROMコンボドライブ登場、最速かつ静粛

　長らく登場の待たれていたプレクスター初のDVD-ROMドライブ機能搭載ATAPI接続型内蔵CD-R/RWドライブ「PX-320A/BS（PLEX COMBO 20/10/40-12A）」がようやく発売となった。実売価格は18,799円～20,800円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。

　アキバで「PX-320A/BS」の予約受け付けが初めて行なわれたのは2月下旬。その後幾度となく発売が延期され、ほぼ確実と見られていた4月下旬の発売もさらに延期されるという状況だっただけに、当初から「PX-320A/BS」を手に入れたいと思っていたユーザーにとってはまさに待ちに待った今回の製品デビューだ。

　「PX-320A/BS」の速度面のスペックは、CD-Rライトが20倍速、CD-RWリライトが10倍速、CD-ROMリードが40倍速、DVD-ROMリードが12倍速（いずれも最大速度）などとなっており、CD-R/RW＋DVD-ROMコンボドライブとしては最速レベルにある。そして特徴として挙げられるのは、最近の製品としては珍しく1倍速でのCD-Rライトに対応している点だ。マスターCDの作成や音楽CDなどを低速ライトでより確実に行ないたいといった場面には最適といえるだろう。

　さらに、DVD-Video再生時の静粛性が考慮されているのも注目点のひとつで、DVD-Videoの再生中はディスク回転数を下げてドライブの駆動音を抑えるように設計されている。DVD-Video観賞用に静音PCを自作しようと考えている人は要チェックの機能だ。

　そのほか、ピックアップレーザーの乱反射を低減するというブラックトレイの採用や、再生機器ごとに最適なメディアの作成が可能になるレーザーパワー調整機能のVariRecを搭載するなどクオリティ重視の設計になっているのは同社製40倍速CD-R/RWドライブ「PX-W4012TA/BS」などと同様だ。もちろん、バッファアンダーランエラー防止機能のBURN-Proofや、メディアの特性／ゾーンに適したレーザー出力が行なえるPoweRec-IIも搭載している。

　コンボドライブ製品は初めてとはいえ、ドライブ製品ではすでに十分なノウハウを持っている同社らしく初手からかなり完成度の高い製品となっている。とくに1倍速CD-Rライトへの対応とDVD-Video再生時の静粛性については、それぞれへのこだわりを持つコアなユーザーからの高い支持を得られそうだ。

□PX-320A/BS（プレクスター）
http://www.plextor.co.jp/products/px320a/

（プレクスター PX-320A/BS）

[撮影協力:ツクモパソコン本店IIとBLESSストレージ館とLAOX PC・DO SHOP]

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