【 2002年5月11日号 】

斜面フロントパネルの小型自作PCキット「M.J」にSocket Aモデルが登場

M.J Socket AM.J Socket A
M.J Socket AM.J Socket A
M.J Socket AM.J Socket A

 小柄な筐体と傾斜の付いたフロントパネルで話題を呼んだ星野金属製Pentium 4(Socket 478)対応自作PCキット「M.J」のSocket Aモデルが新たに発売となった。実売価格は本体色がホワイトパールマイカの「M101 WPM」が51,799円~51,800円、ブラックの「M131 B」とシルバーの「M141 S」が49,799円~49,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 今回登場したSocket A対応モデルは、PCケースや電源ユニットはSocket 478対応モデルと同一で、マザーボードがShuttle製Socket AマザーボードのFS40に変更されたもの。筐体のコンパクトさや独特の“傾斜デザイン”、CPUの発熱を考慮した背面ファンなどのPCケース自体の持つポテンシャルの高さはSocket 478対応モデルとまったく同じだ。

 採用マザーボードとなったFS40はSiS740チップセットを搭載したFlexATXフォームファクタ対応Socket Aマザーボードで、PCIスロットとPC2100 DDR SDRAM対応DIMMスロットを2本ずつ搭載するほか、VGA出力、サウンド機能、S-Video出力、IEEE-1394インターフェイス、10Base-T/100Base-TX対応LANインターフェイスなどを装備し、機能的には申し分ない。

 PCケースに関してはSocket 478対応モデルと同様、小型サイズでありながらマザーボード上の2本のPCIスロットが両方とも利用できるようになっているという拡張性のよさも見逃せない。もちろん、LowProfileサイズではなく標準の高さのPCIカードが装着可能で、定番のTVチューナー付きビデオキャプチャカードであるカノープスMTV-1000/2000も収めることができるだけの余裕を持つ。

 PCケースが既存のSocket 478対応モデルと同様ということで見た目の真新しさはないものの、背面ファンなど排熱を考慮したデザインになっているだけに発熱量の多いAthlon XPなどでの利用にも安心感がある。Socket A対応の小型自作PCキットはまだまだ機種が少ないということもあり、この「M.J」は注目の存在となることは間違いないだろう。

 なお、キューブ系自作キット「POLO T」のSocket 478対応モデル「POLO Quatre」とSocket A対応モデル「POLO A」も17日(金)に発売される予定となっている。小型PCケースには目がないという人はこちらも要チェックだ。

□M.J(ソルダム)
http://www3.soldam.co.jp/barebone/mj/lineup.html
□FS40(Shuttle)
http://www.spacewalker.com/english/mcs_detail_info.asp?number=174
□関連記事
【2002年3月23日】斜面のPCケースを採用したPentium 4対応小型自作PCキット「M.J」発売
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20020323/etc_mj.html
【2002年4月27日】キューブ系自作キット「POLO T」のPentium 4対応バージョンが近日登場
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20020427/etc_mmj.html

 (星野金属 M.J M101 WPM)
 (星野金属 M.J M131 B)
 (星野金属 M.J M141 S)

[撮影協力:ZOA 秋葉原本店ツクモParts王国T-ZONE. PC DIY SHOP]


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