正式発表直後にFSB 533MHz対応Pentium 4発売、2.26GHz~2.53 GHz
i850E搭載Socket 478マザーボードも同時に発売、すべてリテールパッケージ
【FSB 533MHz解禁】 | 【パッケージ】 |
【スペックシール】 | 【クロック表記】 |
【2.40B GHzマーキング】 | 【2.40B GHzの裏側】 |
【梱包内容】 | 【CPUクーラー】 |
正式発表と同時に、アキバでFSB 533MHzに対応した最新Pentium 4が発売になった。発表直後から2.26GHzと2.40B GHzの2モデルが出回り、週末になって最上位モデルの2.53GHzも販売がスタートした。また、同時発表されたi850Eチップセットを搭載したFSB 533MHz対応のSocket 478マザーボードも出回り始めている。
いずれもリテールパッケージ品で、実売価格はPentium 4 2.26GHzが54,500円~59,780円、同2.40B GHzが68,499円~75,800円、2.53GHzが81,650円~89,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
●初のFSB 533MHz対応モデル
FSB 533MHzへの対応が大きなウリとなっている新型Pentium 4は、0.13μmプロセスルールで製造され、2次キャッシュが512KB、動作電圧が1.5Vなど、基本的な仕様は従来のFSB 400MHz版とほぼ同様。もちろんピン形状は従来どおりの478ピンで、FC-PGA2パッケージを採用する点にも変更はなく、とくに外見的にこれまでと変わった部分は見当たらない。FSBを示すマーキングに変更があった程度だ。
発熱量に関しては、2.53GHzモデルのTDP(Thermal Design Power)が59.3WとNorthwoodコアとしてはやや高めではあるが、WillametteコアPentium 4の2GHzモデルが75.3Wだったことを考えればまだまだ“低発熱”のレベルにあるといってよいだろう。
また、ブルーとオレンジを基調としたリテールパッケージのパッケージデザインも従来と同様で、FSB 400MHz版との目立った相違点はパッケージ表面に書かれている「533MHz System Bus」の文字のみ。2.40GHzモデルに関してはFSB 400MHz版も存在するので購入の際は両者を混同しないよう注意が必要となりそうだ。
●FSBは400MHzから533MHzの時代へ
動作クロックの上昇を続けるPentium 4だが、FSBがこれまでの400MHzから533MHzとなったことで、またそのペースがあがることになりそう。
ハイパフォーマンスを追求するハイエンドなユーザーにとっては、なんともうれしいFSB 533MHz時代の到来というわけだ。
□Pentium 4 2.26GHz/2.40B GHz/2.53GHz(Intel)
http://developer.intel.com/design/pentium4/
http://www.intel.com/pressroom/archive/releases/20020506comp.htm
(Intel Pentium 4 2.53GHz) | |
(Intel Pentium 4 2.40B GHz) | |
(Intel Pentium 4 2.26 GHz) |
[撮影協力:ツクモパソコン本店IIとLAOX PC・DO SHOP]
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