【 2002年6月1日号 】

AOpenからADDスロットを持った初のi845GL搭載Socket 478マザー発売

MX4LRMX4LR
MX4LRMX4LR

 毎週のように新製品が登場するi845E/G/GLチップセット搭載Socket 478マザーボードだが、今週は初めてADDスロットを搭載したi845GLチップセット搭載Socket 478マザーボード「MX4LR」がAOpenから登場している。実売価格は14,800円~16,999円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 ADDスロットは本来、i845Gチップセット用のDVI出力/TV出力追加カードのADDカードを利用するための専用スロット。ADDカードはi845G搭載マザーボードのAGPスロットに挿入して利用する設計で、DVI出力やTV出力機能を追加できるほか、VGA+DVIという組み合わせに限り、2つのディスプレイに同時出力できるという特徴を持つ。

 Intelでは「i845GLチップセットはAGPスロットに対応しないため対応外」としているが、ADDカードに対応するためのDVO出力機能はi845GLチップセットも備えており、この製品ではAOpenがその仕様を独自に利用してADDスロットを用意している。そのため、ADDスロットの形状はAGPスロットとほぼ同じとはいえ、チップセットの制限により一般のAGPビデオカードには対応しておらず、間違えてAGPカードを挿さないようにスロット部品にはユニークな紫色タイプを採用している。

 そのほかの主な特徴は、FSBを最大992MHzまで設定できるというマニア向け機能を持っている点など。サウンド機能や10Base-T/100Base-TX対応LANインターフェイス(ともにRealtek製チップによる)も備えており、機能面で不足を感じることはないだろう。

 ADDカードの具体的な発売予定が明らかになっていないのが気になるが、将来的にDVI入力対応の液晶モニタの購入予定があるという人は、この「MX4LR」の存在を覚えておくのもよいかもしれない。

□MX4LR(AOpen)
http://www.aopen.co.jp/products/mb/mx4lr.htm
□AGP Digital Display Cards(Intel)
http://www.intel.com/design/motherbd/845Gboards/add.htm
□Intel 82845G/GL Graphics Controller(Intel)
http://www.intel.com/support/graphics/intel845g/add.htm

 (AOpen MX4LR)

[撮影協力:コムサテライト2号店]


[前の記事]: 東芝からも5,400rpmの9.5mm厚2.5インチHDD登場、16MBバッファ搭載
[次の記事]: ACアダプタ仕様のMini-ITXフォームファクタ対応PCケースが近日登場

[ Back ]戻る  

Copyright (c) 2002 impress corporation All rights reserved.
E-Mail:akiba-pc-info@impress.co.jp