AOpenからADDスロットを持った初のi845GL搭載Socket 478マザー発売
ADDスロットは本来、i845Gチップセット用のDVI出力/TV出力追加カードのADDカードを利用するための専用スロット。ADDカードはi845G搭載マザーボードのAGPスロットに挿入して利用する設計で、DVI出力やTV出力機能を追加できるほか、VGA+DVIという組み合わせに限り、2つのディスプレイに同時出力できるという特徴を持つ。
Intelでは「i845GLチップセットはAGPスロットに対応しないため対応外」としているが、ADDカードに対応するためのDVO出力機能はi845GLチップセットも備えており、この製品ではAOpenがその仕様を独自に利用してADDスロットを用意している。そのため、ADDスロットの形状はAGPスロットとほぼ同じとはいえ、チップセットの制限により一般のAGPビデオカードには対応しておらず、間違えてAGPカードを挿さないようにスロット部品にはユニークな紫色タイプを採用している。
そのほかの主な特徴は、FSBを最大992MHzまで設定できるというマニア向け機能を持っている点など。サウンド機能や10Base-T/100Base-TX対応LANインターフェイス(ともにRealtek製チップによる)も備えており、機能面で不足を感じることはないだろう。
ADDカードの具体的な発売予定が明らかになっていないのが気になるが、将来的にDVI入力対応の液晶モニタの購入予定があるという人は、この「MX4LR」の存在を覚えておくのもよいかもしれない。
□MX4LR(AOpen)
http://www.aopen.co.jp/products/mb/mx4lr.htm
□AGP Digital Display Cards(Intel)
http://www.intel.com/design/motherbd/845Gboards/add.htm
□Intel 82845G/GL Graphics Controller(Intel)
http://www.intel.com/support/graphics/intel845g/add.htm
(AOpen MX4LR) |
[撮影協力:コムサテライト2号店]
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