【 2002年6月8日号 】

円筒形のユニークなメモリカードリーダーが登場、実は合理的な形状?

Tri-Slots USB 5 in 1 Card ReaderTri-Slots USB 5 in 1 Card Reader
Tri-Slots USB 5 in 1 Card ReaderTri-Slots USB 5 in 1 Card Reader
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 缶ジュースの缶の様な円筒形をしたユニークなUSB接続メモリカードリーダー「Tri-Slots USB 5 in 1 Card Reader」がアキバに出回り始めた。インテリアとしても通用しそうなセンスのいいユニークなデザインに目を奪われるが、実はこのデザイン、使い勝手の面ではかなり合理的と言える。また、USBハブを内蔵している点や3種類のスロットを持つといった機能性の高さも特徴のひとつだ。LEAD DATAの製品で、国内の販売元は日本トラストテクノロジー。

 サイズは350ml入り缶ジュースの缶よりやや小さめ。透明プラスチックでできた円筒内部にシルバーのアルミ缶が入ったようなデザインで、底辺が透明なスカートになっている点も含め、見た目はPower Mac G4 Cubeの小型円筒形バージョンと考えるとわかりやすい。天井部にあるスロットへカードを垂直に差し込むスタイルも、Power Mac G4 CubeのCD-ROMドライブとよく似ている。

 天井部にあるメモリスロットはSD/MMC用、CF(Microdrive)用、スマートメディア用の3種類。スロットの口は全て真上を向いているため、リーダー本体に対してカードを垂直に差し込むかたちになる。カードを真上から下に向かって差し込むスタイルのリーダーは珍しいが、実はこのスタイルはかなり使い勝手がいい。USB接続の外付けカードリーダーは本体がコンパクトなものが多く、水平にメディアを差し込む一般的なスタイルでは、メディアを挿入する際に本体自身が奥へ移動しないように手で押さえつける必要があるが、垂直にメディアを差し込むスタイルならば、そうした手間はいらず、イジェクトボタンを押すのも気を使わずにすむ。

 また、常時身近な場所におく周辺機器だけに見た目のデザインも重要なところだが、その点この製品はユニークかつシンプルで多くの人に受け入れられそうだ。内部にLEDを内蔵し、電源投入中は橙色、メディアの挿入中は青色に円筒底辺部が光る仕組みになっているところも、昨今の“光モノ”ブームとマッチして注目を集めそうだ。

 このほか2ポートのUSBハブも内蔵しており、機能性も十分。ストレージクラスのデバイスドライバで標準動作するため、Windows XPとWindows Meでは特にデバイスドライバをインストールせずに使えるのも便利だ。

 メモリースティックに対応していない点と持ち運びに不便という点を除けば、実売価格も5,980円と廉価で魅力的といえる(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。デジカメや携帯音楽プレーヤー用などのメモリカードへのアクセスが頻繁な人には特に便利に使えそうだ。

□Tri-Slots USB 5 in 1 Card Reader(LEAD DATA)
http://www.leaddata.com.tw/electric-01-con5.htm
□日本トラストテクノロジー
http://www.jtt.ne.jp/

 (LEAD DATA Tri-Slots USB 5 in 1 Card Reader)

[撮影協力:コムサテライト3号店]


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