【 2002年6月15日号 】

Celeron 1.80GHzリテールパッケージが発売、今回も公認フライング

Celeron 1.80GHzCeleron 1.80GHz
Celeron 1.80GHzCeleron 1.80GHz
Celeron 1.80GHzCeleron 1.80GHz

 Socket 478版のCeleronでは1.70GHzモデルに続き2モデル目となる1.80GHzモデルのリテールパッケージ品の販売が12日(水)から始まっている。実売価格は12,900円~14,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 編集部が確認したところでは、Intelから正規代理店やショップに通知されている販売開始日付は、国内での正式発表が行なわれる13日(木)の前日、つまり12日(水)とされており、前回のCeleron 1.70GHzリテールパッケージ品のときと同様に今回も“Intel公認のフライング販売”となっている。もっとも、販売開始日だけに関してはアメリカ本国での正式発表(現地時間で12日)合わせた、といったことなのかもしれないが、何にしてもアキバでならIntelの最新CPUがいち早く入手できるというのはアキバフリークとしてはうれしいハプニングだ。

 さて、今回登場したCeleron 1.80GHzのリテールパッケージ品だが、3週間ほど前に発売されたバルク品でも明らかになっているとおり、1.70GHzモデルとの主な違いは動作クロックのみだ。パッケージに書かれている「400-MHz System Bus」「128-KB L2 Advanced Transfer Cache」「1.75V」といった仕様は従来の1.70GHzモデルと同様で、CPUの形状自体にもこれといった変化は見当たらず、CPUクーラーも従来と同等のものが同梱されているのが確認できた。なお、CPUのIHS表面にあるマーキングは「1.8GHZ/128/400/1.75V」「SL6A2 COSTA RICA」などとなっている。

 また対応環境については、最近では標準でSocket 478版Celeronに対応するマザーボードの新製品も登場するようになってきており、まだまだ種類は少ないが以前ほどマザーボード探しに苦労するようなことはなくなっている。今回のCeleron 1.80GHzも1.70GHzモデルからCPUコアや動作電圧などに変更がないため、おそらくSocket 478版Celeron対応をうたうマザーボードであれば問題なく動作するだろう(ただし実際の対応状況については個別に確認が必要)。

 アキバ初登場ということもあり、価格がこなれつつある1.70GHzモデルに比べるとやや割高感のあるCeleron 1.80GHzのリテールパッケージ品だが、同クロックのPentium 4の実売価格が20,000円前後で推移していることを考えるとリーズナブルな値段といえそうだ。まだSocket 478環境を導入していないという人は、現時点でCeleronシリーズ最上位となるこの1.80GHzモデルで“Socket 478デビュー”を飾るというのも悪くないだろう。

□Celeron(Intel)
http://www.intel.com/home/desktop/celeron/
http://www.intel.com/pressroom/archive/releases/20020612comp.htm
□関連記事
【2002年5月25日】未発表のCeleron 1.80GHzが入荷、マザーボードとセット販売スタート
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20020525/cel18ghz.html

 (Intel Celeron 1.80GHz)

[撮影協力:あぷあぷ2SQUARE]


[前の記事]: ワールドカップ期間限定仕様のC3リテールパッケージが発売に
[次の記事]: 衝撃的?5インチベイサイズのオールインワン自作PCキットのデモ開始

[ Back ]戻る  

Copyright (c) 2002 impress corporation All rights reserved.
E-Mail:akiba-pc-info@impress.co.jp