【 2002年6月22日号 】

「JAZZ」直系の傾斜フロントパネル採用PCケース「Super JAZZ」発売

Super JAZZSuper JAZ
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 先週から一部ショップでサンプル展示が行なわれていた星野金属製ミドルタワーケース「JAZZ」の“直系”となる新モデル「Super JAZZ」の販売が21日(金)からスタートした。カラーバリエーションはホワイトパールマイカ(Super JAZZ WPM)、シルバー(Super JAZZ S)、ブラック(Super JAZZ B)の3タイプで、いずれの製品もPentium 4対応の350W電源ユニット「Varius350」を搭載している。実売価格はSuper JAZZ WPMが32,799円~32,800円、Super JAZZ SとSuper JAZZ Bがともに29,799円~29,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 「Super JAZZ」は「JAZZ」に続く“斜面フロントパネル”採用のアルミ製ミドルタワーケースで、小型自作PCキットの「M.J」や“曲面フロントパネル”採用の「F.J」といった「JAZZ」の発展系とは趣が異なる製品。「JAZZ」では1面だったフロントパネルを「Super JAZZ」では3面に分割することで、なだらかな傾斜を表現しているのがデザイン面での大きな特徴だ。

 フロントのドライブ用オープンベイは、3面のうち上段のみに備えるという構造になっているため5インチベイが2基、3.5インチベイが1基とミドルタワーケースとしてはやや少な目だが、その分ケース内部の3.5インチシャドウベイは6基と非常に豊富だ。その3.5インチシャドウベイの直下にケースファンを備えるという、HDDの冷却性を考慮した設計になっているあたりも見逃せない。

 また、フロントパネルの中段には電源スイッチやHDDアクセスランプなどを、下段にはUSB、サウンド、IEEE-1394といったコネクタをそれぞれ装備。上段はドライブベイ部、中段はLED/スイッチ部、下段はインターフェイス部と、各段ごとに機能が明確に分けられているのも特徴のひとつといえるだろう。

 一般から見れば“傾斜デザイン”自体がかなり奇抜であることに変わりはないが、今回の「Super JAZZ」は塗装などの表面処理も同社らしい高級感のあるものになっており、「F.J」のようにデザイン面や質感で賛否両論分かれるといったことはなさそうだ。

 なお、25日(火)には「Super JAZZ」をミニタワー化したmicroATX対応ケース「Super JAZZ m」が登場する予定で、TSUKUMO eX.T-ZONE. PC DIY SHOPなどでサンプル展示がスタートしている。予価は、電源ユニットにVarius350(350W)を搭載したモデルが32,800円、同じくHEC300LR-T(300W)搭載モデルが30,800円(ともにホワイトパールマイカモデルの価格。ブラック、シルバーモデルもあり)。

□Super JAZZ/Super JAZZ m(ソルダム)
http://www3.soldam.co.jp/case/superjazz/lineup.html
http://www3.soldam.co.jp/case/superjazz_m/lineup.html
□関連記事
【2002年6月15日】傾斜フロントパネルの「JAZZ」に直系モデル「Super JAZZ」が近日登場
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20020615/etc_sjazz.html
【2002年5月25日】曲面を取り入れた斬新デザインのミドルタワーケース「F.J」がデビュー
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20020525/etc_fj.html

 (星野金属 Super JAZZ)

[撮影協力:ツクモパソコン本店IITSUKUMO eX.ツクモパーツ王国T-ZONE. PC DIY SHOP]


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