PCケースもこれで自作?組み合わせ自由の単品パーツが登場予定
展示されているのは「SMART2(仮称)」というシリーズの製品で、アルミ製のフレーム、ジョイント、ネジ、パネル、ベイ用パーツ、マザーボード用ベース板などが単品でラインナップされている。ユーザーはこれを自在に組み合わせることで、好みにあわせた構造、サイズ、デザインにできるというわけだ。同店によると、現在準備できているパーツだけでキューブ系の小型ケースから大型のサーバーケースまで自作が可能で、「2台のマザーボードを格納できるPC」などといったイレギュラーな仕様にも対応できるとのこと。一般的な直方体だけでなく、部分的に出っ張ったり凹んだりさせたデザインも可能だそうだ。また、単品販売だけでなく、基本パーツを組み合わせたスターターキットも計画があるという。
フレームの基本的なパーツは全てアルミ製で統一されているものの、サイドパネルやフロントパネルといった外観に大きく影響する部分はスチール製や木製、メッシュタイプなどバリエーションを持たせ、材質やカラーなども増やしていく計画という。この点はデザイン重視というPCケースのトレンドにもぴったりとマッチしそうだ。
また、手回しネジもオリジナルのものを用意する予定で、現時点では「G」の文字が彫り込まれたものを展示中。この彫り込みのデザインに関しては好きな文字を受発注できるサービスも開始する予定とのこと。
展示中のものは全てハンドメイドの試作品で、最終的に仕様が固まった段階で量産される予定という。ハンドメイドのものは量産品より仕上げが細かくできているため、量産品を発売した後に「良質な試作品パーツ」として販売することも検討しているそうだ。
グロウアップ・ジャパンはこの製品の各種仕様について特許を出願中で、製品の発売予定は10月中旬としている。価格は未定。9月に行われるイベントで量産モデルが出品される予定というから、最終的な質感や仕様はこれでチェックできそうだ。
なお、店内の展示用パネルには次のような堂々たるメッセージが記されている。
「プラモデル、ラジコン、機械物。時を忘れて夢中になっていた頃はありませんか。このケースを組み立てるには最大230本のネジが必要です。作る楽しみを味わってください。この構造には、これ以外の可能性も秘められています。詳細については製品のリリースまで、お待ちください。」
今のうちに実物をチェックしてみたい人、もっと詳しく知りたいという人は、同店に足を運んでみるといいだろう。
□グロウアップ・ジャパン
http://www.gup.co.jp/
(PCケース) |
[撮影協力:USER'S SIDE本店]
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