Thoroughbredコアを搭載したAthlon XP 2000+の展示がスタート

【 2002年6月29日号】

Thoroughbredコアを搭載したAthlon XP 2000+の展示がスタート

　0.13μmプロセスルールで製造されたThoroughbredコアを搭載した初のCPUとして、先週Athlon XP 2200+が発売になったばかりだが、今度は現行PalominoコアではなくThoroughbredコアを搭載した下位モデルのAthlon XP 2000+が姿を現した。まだ販売が始まったわけではないが、一部ショップでサンプル品の展示が始まっている。
　ThoroughbredコアのAthlon XP 2000+を展示し始めたのは、サトームセンパソコン館 PC isLand。販売用のCPUを陳列したショーケースの中に、「このCPUは？AMD Athlon AXDA2000DKT3C 日本に1個しかないかも？非売品です」というPOP付きで目立つように展示中だ。
　ショップ側でははっきりとThoroughbredコア版のAthlon XP 2000+だとは明示していないものの、コアのサイズがAthlon XP 2200+と同じ長方形の小型サイズであること、マーキングされているOPNの先頭3桁がThoroughbredコアであることを示す「AXD」になっていることから、これは従来のPalominoコアではなく、最新Thoroughbredコアを搭載した新型のAthlon XP 2000+であることは明白だ。
　現行PalominoコアではなくThoroughbredコアを搭載したAthlon XP 2000+では、発熱量の目安であるTDPの最大値が70.0Wから60.3Wにまで引き下げられている。これはSocket Aベースの省スペースPCを作ろうとしている人には朗報だろう。これで高速性能を維持しつつ、放熱用ファンの回転を弱いものにするなどして静音性を確保することもできる。
　同店によると、このCPUはあくまでも代理店から借りた展示用サンプルであり、入荷時期や発売時期は未定とのこと。動作デモも予定していないそうだ。今はとにかく販売開始が待ち遠しいところだ。
□Athlon XP（日本AMD）
http://www3pub.amd.com/japan/products/cpg/athlonxp/
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【2002年6月22日】ThoroughbredコアのAthlon XP 2200+販売開始、価格は約3万円
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20020622/thoroughbred.html

　（AMD製CPU）

[撮影協力:サトームセンパソコン館 PC isLand]

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