フロントもアルミで統一した星野金属製PCケース「ALTIUM」発売

　総アルミ製PCケースの本家である星野金属から、“アルミ製”であるという特徴をまた一歩進めたミドルタワーケース「ALTIUM」が発売になった。「ALTIUM」はフレームや内装はもちろん、フロントパネルなどの外装もすべてアルミ素材で作られているという、正真正銘の“総アルミ製PCケース”。実売価格は26,800円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。電源にはPentium 4対応350W電源ユニット「Varius350」を搭載している。

　従来のアルミケースでは前面にアクリルパネルを付けるなどといった装飾がなされているものが多かったが、この「ALTIUM」にはそういった部分がないのが特徴。フレームなどの内装がアルミ素材で作られているのはもちろん、フロントマスクもアルミの質感を前面に打ち出したものになっている。ビスや通気孔も剥き出しで、一見すると単にフロントパネルを外した状態のPCケースに見えなくもない。もっとも、アルマイト加工や同社ならではの細かい仕上げによって、よく見れば単なる荒々しい素材感というよりも、重厚感と高級感のある独特の雰囲気を醸し出しているのがわかる。

　主な仕様は、搭載ドライブベイが5インチ×4（最下部の1基には標準でインターフェイスパネルを搭載）、3.5インチ×2、3.5インチシャドウ×4となっているほか、前面と背面に8cm角ケースファンを搭載するといったもので、ケースそのものはごく標準的なミドルタワーケースといったところ。しかし、このシンプルさが特徴のひとつでもあるかのようで、ギミックの多さなどをウリとした製品は見飽きたという人にはかえって新鮮に映るかもしれない。

　前述のとおり、フロントマスクはビスや通気孔などが剥き出し状態という、どこか工業的かつ都会的なデザインのため、あまり派手さは感じない。しかし、色や形の奇抜さばかりが強調される最近のPCケースの動きの中では、むしろ真面目な進化系として評価されるかもしれない。

　なお、筐体色がブラックの別モデル(予価26,800円)や、電源にPentium 4対応400W電源ユニット「Varius400」を搭載した別モデル(シルバー/ブラックとも予価29,800円)も来週登場する予定となっている。

　また、星野金属の全製品を対象としたキャンペーン「WiNDy SUMMER CAMPAIGN2002」も始まっているので要チェック。期間は7月12日(金)～8月31日(土)で、星野金属製品を1度に10,000円以上購入すると、台湾3泊4日の旅など総額300万円の商品があたるというもの。詳しくは販売会社のソルダムのWeb上に告知されている。

□星野金属工業
http://www.hmi.co.jp/
□ALTIUM(ソルダム)
http://www3.soldam.co.jp/case/altium/index.html
□WiNDy SUMMER CAMPAIGN2002（ソルダム）
http://www3.soldam.co.jp/summer2002/

（星野金属 ALTIUM）

[撮影協力:TSUKUMO eX.とBLESS 秋葉原本店]

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