カノープスのSocket 478用最新CPUクーラー「Firebird R7S」登場
クーリングファンをヒートシンクの上ではなく、横に垂直になるよう取り付けるというルックスが非常に印象的なこの製品。一見するとSocket A対応モデルの「Firebird R5」に若干手を加えただけのようにも見えるが、よく見るヒートシンクのファン取り付け側にフィンがないなど、まったくの別物であることが分かる。
ヒートシンクは従来製品と同様に「低熱抵抗ヒートプリズム構造」を採用、さらに水平方向に風を送る「サイドフロースタイル」と組み合わせることで、効率よく熱を発散させることが可能になったという。さらに、ケース内にスムーズな空気の流れを作ることができ、排気熱によって他のパーツが熱せられるのを防ぐといった効果もあるとしている。搭載ファンの回転数は4,500回転で、モーターに流体軸受けタイプを採用しているのは従来どおりだ。
そして、CPUクーラー本体を固定するベースユニット(マザーボードへの装着が必要)に、通常タイプと固定方向を90度回転できるタイプの2種類が標準で付属しているのも特徴のひとつ。2種類のベースユニットを使い分けることで、マザーボードやケース内のレイアウトなどにあわせた熱の排出方向や空気の流れの調整が可能になるというわけだ。そのほか、ベースユニット装着用の樹脂製リベットや、おなじみの信越化学工業製グリス「G-765」などが付属する。
Socket 478用のCPUクーラーを発売するのはこれが初めての同社だが、「Firebird R7S」ではサイドフロースタイルという独自手法を採り入れるなど、なかなかの意欲作に仕上がっている。対応CPUもPentium 4が2.4GHz、Cerelonが1.7GHzと現在入手可能なCPUをほぼカバーしており(「予想性能」としてPentium 4 3.0GHz相当にも対応するとしている)、安心して購入できるCPUクーラーといってよいだろう。
□Firebird R7S(カノープス)
http://www.canopus.co.jp/catalog/firebird/firebird-r7s_index.htm
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【2001年10月6日】カノープスから廉価版の独自CPUクーラー「Firebird R5」が発売に
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20011006/etc_firbirdr5.html
(カノープス Firebird R7S) |
[撮影協力:LAOX PC・DO SHOPとコムサテライト1号店とコムサテライト3号店]
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