USB 2.0に対応したSiSの新型サウスブリッジSiS962Lをオンボード搭載したマザーボードが発売になった。製品はGIGABYTEのSiS645DXチップセット搭載Socket 478マザーボードの「GA-8ST-L」。実売価格は11,979円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。SiS645DXそのものは以前から流通しているチップセットだが、この製品ではサウスブリッジが新型になっている点が目新しい。SiS962LはこれまでのSiS961Bと同様、533MB/sのMuTIOLバスやUltra ATA/133などをサポートしているのはもちろん、新たにIEEE-1394コントローラーとUSB 2.0コントローラーを機能統合しているのが大きな特徴。これで、IntelとVIAとSiSという、市場で流通しているメジャーなチップセットメーカーが全てUSB 2.0対応のチップセットをリリースしたことになる。対応周辺機器も含めて、これからUSB 2.0の普及に拍車がかかりそうだ。 □GA-8ST-L(http://www.gigabyte.co.jp/products/8st_l.htm) |
このところ価格下落が目立っていたDVD-R/RWドライブが、今週はついにパッケージ品で30,000円割れに突入した。といっても既存の製品が値下がりしたわけではなく、玄人志向が新たに発売したDVD-R/RWドライブがいきなり低価格で登場したのだ。「DVRW218-4624」という電話番号のような型番の製品で、ドライブ自体はパイオニア製のDVR-104を採用している。基本スペックはDVD-R 2倍速書き込み、DVD-RW等倍速書き込み、CD-R 8倍速書き込み、CD-RW 4倍速書き込み、DVD-ROM 6倍速読み込み、CD-ROM 24倍速。また、この製品は同梱ソフトが豊富なのも大きな特徴で、書き込みソフトのWinCDR 7.0SE、ソフトDVDプレイヤーのWinDVD4、ビデオ編集ソフトのVideoStudio 6.0SEのほか、先日発売されたばかりの高画質MPEGエンコーダーTMPGEnc PlusのLight Versionもついている。実売価格は29,800円~32,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。ただし、ドライブ側に新機能として追加されたクイックフォーマットをサポートするソフトは同梱されていないので要注意。 □DVRW218-4624(http://www.kuroutoshikou.com/products/drive/dvrw218-4624.html) |
銀色基板を採用したビデオカード「Millennium Silver」シリーズで知られるTriplexから、今週はGeForce4 Ti4600搭載ビデオカードの新製品「Millennium Silver Ti4600」が登場している。実売価格は39,800円~45,799円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。ビデオメモリには128MBのDDRメモリを搭載し、VGA/DVI/テレビ出力コネクタのほか、ビデオキャプチャ機能も備えるというGeForce4 Ti4600搭載ビデオカードの中では比較的ハイエンドな仕様といえるこの製品は、おなじみの銀色基板に、さらに銀色のチップクーラー、ヒートシンクを搭載するという凝りようで、基板表面はまさに眩いばかり。しかし、それ以上にこの製品の存在を際立たせているのが“パッケージ”として使用されている、これまたシルバーのアルミ製アタッシュケースだ。ケースの片面は中身が見えるように透明アクリルパネルがはめ込まれているため、これを実際にアタッシュケースとして再利用するにはちょっと厳しそうだが、スペアのメモリチップ用ヒートシンクも同梱されており、また同仕様の他製品と価格的に大きな差もないためなかなかお買い得感は高い。その珍しいパッケージングからコレクターズアイテムとなる可能性もありそうだ。 □Millennium Silver Ti4600(http://www.triplex.com.tw/BIG_WEB/p92.htm) |
キューブ系自作PCキットで初めてCPUクーラーにヒートパイプ構造を用いたことで知られるShuttle製のSocket A対応モデル「SS40G」に、新たに同社製SiS651チップセット搭載マザーボード「FS51」を採用したSocket 478対応モデルの「SS51G」が近日中に登場する。コムサテライト3号店でサンプル品の展示が始まっており、同店では予価を49,800円、発売時期は8月上旬の予定としている。フロントパネルに透明アクリルパネルを取り付けるといった、星野金属のキューブ系自作PCキット製品を意識したような本体デザインは「SS40G」のものを踏襲しており、外観の目立った違いはアクリルパネルのカラーリングが水色に変わった点のみといったところ。しかし、オプション扱いながらフロントパネル用の「発光パネル」が用意されているのがこの製品のユニークな特徴で、実際にデモは行なわれていないが(展示中のサンプルは発光パネルを搭載しないモデル)アクリルパネルと筐体の間に発光パネルを挟んで使うというスタイルになるという。また、アクリルパネルはサンプル品の水色のほかに赤色なども用意されるとのことなので、ルックス重視の人には期待の製品といえそうだ。なお、同店では発光パネルの実売価格については5,000円以下程度を予定しているとのこと。 □SS51G(http://www.shuttle.com/english/mcs_detail_info.asp?number=198) |
先週発売された基板サイズ17cm×22cmのFREETECH製i845G/GLチップセット搭載小型Socket 478マザーボード「P8F153」を採用したキューブ系自作PCキットが早くも登場した。製品は同社製の「Q-BOX」シリーズに新たに追加となった「Q-BOX S G」(i845G搭載モデル)、「Q-BOX S GL」(i845GL搭載モデル)などで、本体カラーはシルバーとブラックの2種類、全部で4モデルが用意されている。実売価格は41,800円~48,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。PCケース自体は同社のキューブ系の汎用ケース「Q-BOX S」と同様だが、電源ユニットをPentium 4対応の180Wタイプに変更することで「P8F153」の搭載を可能にしている。microATXより小型のSocket 478マザーボードで初のIntel製チップセット搭載製品としてデビューを果たしたものの、キューブ系ケースでは本体サイズや電源仕様の合うものがなく若干行き場を失っていた感もあった「P8F153」だが、これでようやく面目躍如といったところかもしれない。「P8F153」が単体販売されていることを考えると、汎用ケース「Q-BOX S」のPentium 4対応モデルの登場にも期待したいところだ。 □Q-BOX(http://www.free-tech.jp/qbox.htm) |
nForce2-GTチップセットを搭載したASUS製とMSI製マザーボードのサンプル品が先週展示されたのに続き、今度はグラフィックスコアを内蔵しないnForce2-STチップセットを搭載したLeadtek製Socket Aマザーボード「WinFast K7NCR18D」のサンプル展示がクレバリー1号店で始まった。nForce2-STは、グラフィックスコア非搭載のSPPとMCP-TまたはMCPの2チップで構成されるチップセットで、サンプル品のSPP上にはチップクーラーなどは装着されておらず、「CR18 SPP」などのマーキングが入ったチップ表面を直接見ることができる。nForce2シリーズのウリのひとつでもあるGeForce4 MX相当とされるVGA機能は持たないものの、AGP 8X(AGPスロット)やPC3200 DDR SDRAM(DDR400)のほか、LAN、IEEE-1394、USB 2.0、Ultra ATA/133などのインターフェイスをサポートするのはnForce2-GTと変わりなく、ビデオカードはハイグレードのものを自前で用意したいといったパワーユーザーにとって要注目の製品といえるだろう。なお、今回のサンプル展示では入荷時期や価格は明らかにされていないものの、サンプル品の完成度は高く発売間近なのは間違いなさそうだ。 □WinFast K7NCR18D(http://www.leadtek.com.tw/www/Web_Leadtek/MAINBOARD/k7ncr18d.asp) |
CODEGENというメーカーから、パッケージデザインがPentium 4のリテールパッケージ品にそっくりという一風変わったATX電源ユニット「RCG-350W/P4/2.03」が登場した。電源容量は350Wで実売価格は4,580円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。オレンジとブルーを基調にした「RCG-350W/P4/2.03」のパッケージデザインは、細部は微妙に異なるもののその色使いはまさにPentium 4のリテールパッケージそのもの。表面には「Power Supply」「350W」などの文字があり、サイズも違うのでPentium 4と間違うといったことはさすがにないだろうが、もしかすると「ついにIntel純正のPentium 4対応電源が登場?」と錯覚してしまう人はいるかもしれない。とはいえ、表面の仕様表にはPenitum 4に対応(Athlon XPにも対応)する旨の記述がしっかりとなされており、単なる見掛け倒しというわけでもないようだ。また、その仕様表には「超静音設計 24DB(デシベル)以下)」という記述もある。この価格で350Wの電源容量を持ち、さらに静音仕様というのは、Pentium 4対応電源としてはかなりお買い得の製品といえそうだ。 □CODEGEN(http://www.codegenr.com/) |
1年前の夏に発売した、マウス内部の液体にクジラのマスコットを浮かべた“癒し系マウス”「くじらくん」が好評だったセンチュリーから、その第2弾となる製品が今年も登場した。「もののけマウス」と銘打たれた今回の製品は、液体の中をゆらゆらと漂う“もののけ”マスコットを見て楽しむもので、基本的なコンセプトは変わっていない。ただし、マウスがボール式から光学式に進化したほか、マスコットや液体の色が異なる「ぶたさん」「かえるくん」「しろくまくん」という3タイプが用意され、バリエーションが豊富になっている。液体の色は「ぶたさん」が赤、「かえるくん」が緑、「しろくまくん」が青。また、液体の入った“水槽”部分を取り外して、同梱の小型カバーに付け替えることでコンパクトな小型マウスにすることが出来るのは「くじらくん」と同様だ。怖さで暑さを吹き飛ばす、というにはあまりに愛らしい“もののけ”だが、デスクワークでの疲れなどを癒してくれるミニアイテムとして今年も活躍しそうだ。実売価格は2,799円~2,980円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。 □もののけマウス(http://www.century.co.jp/products/mononoke.html) |
USBポートの電源だけを使ったアイデア商品がまた登場した。今度は、なんとマイナスイオン発生機能を持つ空気清浄機で、名前を「紫雨(むらさめ)」という。サメのヒレのような形をしたユニークなスタイルが印象的なこの製品は、内部に最近流行のマイナスイオンを発生させる機構を持っているというのが大きなウリ。マイナスイオンとは、滝のそばや森林といった自然界に多く存在すると言われている電荷を帯びた微粒子で、人体に好影響をあたえるとして最近はちょっとしたブームになっている。家電メーカーも、エアコンなどにこぞってマイナスイオン発生機能をとりいれて目玉にしているのが実状で、最近ではPC用としてイーレッツからPC内部の4ピン電源を利用して動作する「エアフォース・ファン」といった空気清浄機も登場している。マイナスイオンの効用については科学的根拠に乏しい面もあるが、少なくとも「紫雨」はタバコの煙を除去する程度の空気清浄機としては利用価値がありそうだ。電源はUSBのほか、ACアダプタでも供給可能。実売価格は2,980円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。 □紫雨(http://www.poladigital.co.jp/product/murasame/) |
[↑前の記事]: | 「玄人志向 vs 挑戦者」のガチンコ対決は39対100で挑戦者が圧勝 |
Copyright (c) 2002 Impress Corporation All rights reserved.
E-Mail:akiba-pc-info@impress.co.jp